アトリエ青 Atelier Blue

星つりじいさんの日々の暮らしをお届けしています

高見さん逝く

テレビ番組「なにしてあそうぼう」「できるかな」ののっぽさんで知られる高見のっぽさんがお亡くなりになっていた事が先日公表されました。

下記ネットからの抜粋

「2022年9月10日、心不全のため、東京都内の病院で死去。88歳没。「人間というのは寿命がくれば、逝くのは当たり前のことだから、自分のことで周りのみなさんを悲しませたり、大切な時間を邪魔したくない」「周囲を騒がせたくない、死後半年以上伏せてほしい」という本人の希望から、訃報は翌年の2023年5月10日(高見の誕生日)に初公表された。

との事。

 

逝くのは当たり前だから、騒がせたくないという感覚はとてもしっくり来ますし、共感します。死を迎えること程プライベートな瞬間はないと思いますし、その時に一人であるか、最大のパートナーだけがそこに居るかいないかがしっくり来ます。

 

のっぽさんを見ていると、子供を無限の可能性の塊として捉えていらっしゃる事が、子供心に伝わって来て好きでしたし、尊敬していました。

尊敬というよりは憧れていて、いつかはあの様な空気感の大人に少しは近づきたいという思いを持っていました。

のっぽさんの存在があってこどもアトリエ青を始めたり、星つりじいさんが生まれたのは間違いありません。

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印象的な記事をシェアします。https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230510/k10014062491000.html

やっぱり、流石という見解をお持ちです。

 

「できるかな」では、終始マイム的な動きも取り入れた動作だけで、のっぽさん自身が喋ることはありませんでしたが、最終回では視聴者に向けて話されたのは衝撃的で、その内容も含めて伝説になっています。

また、のっぽさんが、大学生になった当時のファンたち数人と談話をされた番組を偶然見る事が出来ました。その際に相当な毒舌で、人のせいにしたり臆病な考えの若者を一喝されていたのも印象的でした。

のっぽさんというのはひとつのキャラ設定であり、別の面を知ってもらおうと、2005年頃に高見のっぽという名前に変更されて、「グラスホッパー物語」を自作して「みんなのうた」で放送されました。

この時の世界観や立ち居振る舞いには、フランスのマルセル・カルネや、ダンサーで俳優でもあるフレッド・アステアなど錚々たる先駆者にオマージュを捧げておられる様に見受けられました。

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それは身体や精神性に沁み込んでいるものが放散されて見えたという事です。