アトリエ青 Atelier Blue

画家・アートディレクター 石田泰也の日々の活動風景をお届けしています

眼を瞑って描く

セルビアのシャバツ市を拠点に活動するアートプロジェクト、ナクチャニ・アートコロニー。

友人ボシコを介したご縁で、今年から交流を始めた話は何度か記事にしました。国際オンライン子供絵画コンテストを今年から開催するにあたって誘いを受け、こどもアトリエ青Sundayの「わくわくアート」参加者の子供が出品したら全員入選したのも記憶に新しいところです。

https://www.facebook.com/biblioteka.sabacka/videos/1787536261589501

それもボシコが「Yasunari は画家だけでなく、子供のアート活動もやっている。彼は必ず真摯に応えてくれるだろう。」と紹介してくれたので繋がりました。

正にその通り、私はこれまでボシコとの企画は全て関わり、そのお蔭で早速、ナクチャニ・アートコロニーは私を有志として迎え入れてくれ子供コンテストだけでなく、一画家としても「ゼムンの街角」を特別枠で丁重に扱ってくれました。


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来年も当然関わります。

子供関係のプロジェクトメンバーの中にエレナ・スパソエビッチという名の子供ワークショップをしている女性がいます。彼女もシャバツ市在住です。


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恐らく国際オンライン子供絵画コンテストにも審査員や運営者として関わっていたとみえて、彼女からのFacebookリクエストを頂き、繋がりました。

だからといって何も会話らしい事はしていません。今まで彼女がどの様なワークショップをしているのかは、投稿写真で空気感しか読み取れなかったのです。

でも、今日は凄く面白いワークショップをしていました。なんと眼をつむったまま子供に絵を描かせるのです。


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よく見ないとわかりませんが、描いている子供は眼をつむっています❗️

絵は視覚芸術だと定義されがちですが、私自身が視覚は一つの情報経路に過ぎず、描く時は五感が関係しているし、体験なども動員されていると考えます。

また、一番肝心なのは描き手の内面(無意識だとしても)が全ての発端であり、それが発露になって絵を媒介として鑑賞者の心を視覚情報では収まらないエモーショナルなもので揺らすかどうかだと考えています。

絵の事はよくわからないという人は、善し悪しの基準や審美眼、また世評や批評を交えて、どう受け止めて良いものかがわからないという意味で、そう言うのでしょう。


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気持ちが揺らいで絵の前で足が釘付けになるかならないか? もっとシンプルに自分の感覚的に好きか嫌いかだけで良いのではないでしょうか。

その意味で、眼をつむったまま、描くというのはとても興味深い手法だと感心しました。

そうする事でどうしても視覚が後回しになるから愉快な絵が描けるでしょうし、作為的な破綻とは違う大らかなズレなどを体現できそうです。

これは凄く良い勉強になりました。エレナさんに感謝し、真似させてもらいます。

次回のセルビア行きではシャバツ滞在は外せませんね!ナクチャニ・アートコロニー メンバーとの交友と親睦を深めたくて仕方がないです。コラボ・ワークショップを提案します。