前回に続いてピアザフェスタ2日目の様子をご報告。【2024年4月28日(日)】
「透明水彩で春を描く」「くるんと飛び出す絵」ワークショップは、さらにたくさんの子どもたちが来てくれました。
くるんと巻いた箇所を花火の軌跡として利用した発想は発明ですね!水辺の向こうに街を黒い紙で表現することで大輪の花火のスケールが伝わって来ます!
お父さんと娘さんが一緒に夢中で作った世界はあんぱんマンの飛行する感じがすごい👏
親友のホリユキエさんも自身の講座「キッズバレエ」の後にこちらのサポートもしてくれて、私は大助かりでした。
ホリさんとは阿吽の呼吸で色んな場所でワークショップを重ねて来たのでとても安心して任せられます😊
こどもアトリエ青では原則的に黒絵の具を提供しないことにしていますが、今回のように黒い画用紙は使うことがあります。
何にどう使うかは自由ということにしたら、子ども自身が器用な使い方を思いついていました。
カラフルな中に少しメリハリをつけるのにとても効いていますね!
この日のおそらく最年少の子は、横開きで疾走する列車が画面を突き抜けて迫力がすごいですね。舞い飛ぶ風や山もバランスよく配置されました。
枠に収めることで美意識が高まる絵画もありますが、その反対もあります。アートはそこが自由なのが肝心ですね!
全員が時間いっぱい、もっとこうしたい、こんなこと思いついた!と、ライヴ感満載でアートを楽しみました。
火を吹く怪獣や、切り絵のビルが爆発して💥臨場感がすごい作品になりました。
最初に全体の構想を考える ▶︎ 鉛筆で下描きをする ▶︎ 消しゴムで決しては直して色を塗る
この一連の流れは図工の授業では外せなくなっていますが、下描きした段階で疲れてしまう子が多いのと、上手く出来そうにないという心理も芽生えて限界を感じる弊害があります。
こどもアトリエ青のワークショップは、全体の構想は最後に見える逆の流れに乗せて行くのが特徴です。
この作品はふわふわした色彩のにじみがあるからこそ、ペンの線の魅力が出ています。
キャラなどを一つづつ丁寧に作り足していました。
最後はイルカが水中から飛び出してジャンプ🐬 画面が好きなもので満たされていますね💚
こちらの作品は暖色系に彩られた背景に、みどりや青などに着彩した柄の型が際立っていて、とてもバランスが良いですね。
わくわくしながら走り抜けて、きっと今まで見たことがない作品が出来ちゃった感覚で達成感を感じてくれたはず😊
こどもアトリエ青とりぷるやもあもあアートなどにも来てくれているCちゃんも参加してくれました。
立体の仕掛け自体を上手く使って飛び跳ねる子たち。
螺旋状の滑り台🛝の上に立ってこれから行くよ〜という感じがいいです。人を顔や服とパーツに分けないで着彩しているところにアート感を強く感じます😃
男の子の参加者は少なかったですが「SNSに顔を公開してほしい」と言ってくれた彼。
ギターを弾いて、スポーツも好きでラケットやバットとボールを飾り付けました。ギターのネックが突き出しているのがすごく良いと思いました。
ところで、タコはどうして出て来るのかと尋ねたら「見るのも食べるのも好きだから」と!
つまりは、好きなもので埋め尽くしたんですね😘 こんなにアクティブに楽しく生きている子がアートも好きというのが感動です🥹
飛び出す絵は3Dなので、現物を色んな角度から見ると面白さが倍増します。
写真で上げるとそこがなかなか伝えられないもどかしさがありますが、お家で実物を飾って見え方が変わるのを楽しんで下さい。
中学生以上の大人対象対象の「透明水彩で春を描く」に大人の申し込み者は全くありませんでした。でも小学生の子が一人「本格的に絵を学びたい」と参加してくれました。
クラフトや工作的でなく絵画について学ぶ意欲が確認できたので、その場で透明水彩の専門的な表現を解説しながら実践してもらいました。
ずっと、目が爛々と輝いていてわくわくしているのが伝わって来ました。
普段のこどもアトリエ青ワークショップでは一切の色彩理論を説明はせず、色や水の魔法だけが伝わるようにしています。
色彩理論は確かに存在しますが、感覚優先にした方が良い年齢というのもあります。遠近法なども含めて理屈を理解した方がその子にとって良いなと思えるのは小学生5.6年生や中学生以上です。(個人差や向き不向きもあるので一概には言えません)
小学生時代は、絵を描くのがどんどん好きになって、のびのびと自由に表現するのが楽しい。それを最優先に、コツや裏技を伝える時に理論を少し添えて教えてあげるとスッと入ります。
でも、難しく思う以上に興味が勝る子、是非もっと教えてほしいという要望がある子には、出来るだけ噛み砕いて丁寧に教えますよ!
もあもあアートでは、楽しいワークショップと並行して時間を掛けてその子に適したレクチャーもしています。
詳細💁 https://yasunariart.hatenablog.com/entry/2023/12/11/185109
ピアザフェスタで出会えた20人近くの子どもとのご縁に心からありがとう❤️と言いたいです。みんなのセンスがくるんと飛び出したね👏
また、ピアザ淡海滋賀県立県民交流センターのスタッフの方々には本当によくして頂きありがとうございました。お世話になりました。