私の分身でもある星つりじいさん、というより星つりじいさんの分身が私と言う方が正しい気もします。
とにかくこのところ子どものお蔭で、日々星が釣れているので、今日も絵を描きたくて仕方なくなりました。
A4サイズと小振りの中に広い宇宙空間を描こうと思って着手しました。
いつも即興で描くと言いますが、アドリブで描くというのがしっくり来ます。
トークなども打ち合わせなしの方が自分で何を喋るか予想が付かないので面白く、台本があると噛んでしまう私。
絵もアドリブの場当たり的な感じがふざけられて楽しく思います。
foot race(徒競走)
主役は機関車とそれにまたがっている緑のねこ人間ですが、思い付きで脇に星つりじいさんを描き、星を釣らずに普通に魚を釣らせてみました。
言ってみれば魚つりじいさんであり、普通なのです。
黄色い大きな川は、天の川のような様にも見えるのですが、私的には地上の川との中間を狙った気がします。
雲に乗った犬たちなどを描いているうちに、運動会の徒競走の体になって来たので、タイトルをそうしました。
アドリブは責任感から開放されるので、出来損ないスレスレの面白さに繋がる時があります。
前回の重くて軽い記事に上げた絵はイラストレーションと絵画の境界を突き抜けた感が出ましたが、これはただのイラストかなと思います。
参考☞ https://yasunariart.hatenablog.com/entry/2023/11/06/005250
色彩的にはコントラストをわざと弱めるために近似色(ニュアンスが近い発色)で組み立てたりの実験は、ここでもしています。
機関車とバックの空間はあまり違いません。気持ち緑がかった汽車の色を感じて欲しいのでこうしました。
また雲と川も両方オレンジがかっていますが、川の黄色を堪能するためです。補色(反対色)を配置したり、明暗の差を付けると明確になり過ぎるので、この頃はぎりぎりを狙って着彩しています。
これはもっと探究が続くと思います。
反省点は、川を取り囲む顔のある家と雲を違う配色に出来なかった事です。違う色の混色で作ったのに同じ色合いに見える始末。
不思議なことが起こるものです。
それと黄金色の川の光を受けて、雲の影を上に付けたらもっと良くなったと思います。これはかなり重要ポイントでした。反省!