アトリエ青 Atelier Blue

星つりじいさんの日々の暮らしをお届けしています

竹炭焼き

 

最高の秋日和、大津オルタナティブスクール トライアンフの体験行事で出掛けました。

 

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山腹にある三井寺観音堂を更に山中に登って行くと、みんなでつくる みんな森🌳の方々が大切に管理されている山林の中の森の再生プロジェクトの場所に。

詳しくはこちら☞   https://www.earth-forest.jp

 

貴重な竹炭をこども達はやさしい指導を受けてパラパラと土の窪みに蒔きました。


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これらの竹炭にある無数の穴に棲む微生物たちが土壌を豊かに改良してくれるのです。(トライアンフの庭の畑にも使っています)

竹は元々繊維質(多孔質)のため、備長炭の比ではない数の効果が得られるのだそうです。

 

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焚き火は人を惹きつけます。私も写真を撮る瞬間以外は、ずっと枯れ枝などを焚べたりして、炭になっている色を見ていました。

 

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こども達も一生懸命に火を守って、しっかりと焼き芋も並行して焼きました😃


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真っ白の灰のように見えた燃えかすに水を掛けると黒々とした竹炭が沢山出来ていました。

空気乾燥させて、また先程の森の再生プロジェクトに活用されるのだそうです。

 

こどもも親御さんもなかなか、体験する機会がない貴重な時間となりました。

私は自分のいもを持参する余裕がなくて、後悔しましたが、色々お裾分けを頂いたり、ホームメイドのパウンドケーキの差し入れを頂けてありがたくお腹に収めました😊

 

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これらは他のスタッフが予め用意した、紙皿や両面テープに子どもらが落ち葉で思い思いにコラージュしたクラフト作品です。

紅葉した葉っぱをあしらって色とりどりのわくわくした雰囲気が出ています❣️

 

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私は、全くこれに関してアドバイスやサポートをしていませんが、これらは早速トライアンフギャラリーに飾りたいと思いました。

 

みんなの森の松田さんは、終始にこやかに土や竹炭を触ったり匂いを嗅ぎ分けて土の健康状態を診たてていらっしゃいました。


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解散してから、トライアンフの庭の手入れをして下さって、畑の土壌改良を提案頂くなど、貴重なお時間を使って心を込めて作業して下さいました。

一緒に話をして、ビオトープのメダカを眺めたりしましたが、人が植林した林や森は、決して自然本来の姿ではないので、再生するにも人の手が入り続けないといけないというお話は深く心に刻まれました。

そして、なんとなく自然と人は似ていて、関わり方次第でよく育ちもするし、枯らしてしまう事にもなると思いました。

松田さんのお話には度々、「半年」「一年」「何年」という悠長な時の流れを指す言葉が出て来るのが印象的でしたが、そこにはやれることをしてゆっくりと待つ姿勢が垣間見れます。

究極は、自分が今していることや、子供がしてくれたことが将来に繋がっていったり、芽吹くことに貢献出来れば、立ち会えなくても意味があると考えていらっしゃる謙虚な目線でした。

これはこどもアトリエ青で一緒に活動している仲間とも共有している価値観・人生観です。トライアンフでの関わりの間合いにも重要な要素だと改めて思いました。