アトリエ青 Atelier Blue

星つりじいさんの日々の暮らしをお届けしています

アトリエトライアンフOPEN!

今日は大津オルタナティブスクール移転に伴い、新規事業アトリエトライアンフも同時にオープンしました。

大変厳しい暑さにも関わらず、行政関連機関、学校関係者、市議会議員など30名も内覧会にお越し頂き、誠にありがとうございました。


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この10日程は内装工事の遅延などにより、当日の朝まで作業に追われて、バタバタのリニューアルオープンで、終始ヒヤヒヤでした。

色々とかゆいところに手が届いていない状態ではありますが、公開に踏み切りました。

 

ヨーロッパの1930〜40年台の希少なアンティーク・ステンドグラスドアをリペアして玄関の顔としました。

 


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そして、漆喰の壁に埋め込まれたダルガラス。刻々と色が変化して、毎日見惚れてしまうのは私だけでしょうが😆

 

代表と私の間の天井近くで光を通すシャンパンカラーとダークレッドのダルガラスは中でも一番気に入っています。


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「学校に行きなさい。」と大人が言わないことで、子供が自らの意思で学校に戻る契機になる話に教育関係者は真剣な表情で耳を傾けるのでした。

子どもの気持ちに余裕が生まれたり、心が元気になる事で学校にまた行きたくなってくるのを見守るスタンスがとても大事だという事です。

その上で、私たちは学校に向かない資質の子どもの存在を全肯定します。

 

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学校がその子の資質を活かせなかったり、長所を握り潰すのであれば他の選択肢もあると声を大にして言ってあげたい。

私も学校の同調圧力が大嫌いでした。

今日は孤独に絵と向き合うことで対人恐怖や極度のあがり症を克服した話を少しさせて頂きました。

絵を描くのは自分を含む世界の何かを肯定する行為だということが重要なポイントです。

子供時代に一人で絵を描いていると暗いとか、人見知りだとか揶揄されますが、とんでもない間違いです。疎外されているのではなく自らを奮い立たせて、愛でるものを必死で捉えようとしているのです。

 

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そういった理解もなく、競争原理に落とし込んで評価主義で絵の才能の有無や劣等感を大人が子供に先に与えてしまっては、元も子もないのです。

大方の子どもにとっては、絵描きになる必要など微塵もないのですが、絵を描くことを心地よいこと、鼻歌と一緒で気分がいいものとして関わる術をサポートするのが真の教えです。

教育が絵や音楽を嫌いにさせるのは最悪の指導です。

 

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アトリエトライアンフ絵画教室は、絵を通じてその子の存在価値を高める事が主旨であり、絵描きになることを第一義に教えるものではありません。

絵描きはなるものではなく、するもの。私は絵描きになろうとして生きてきたから、元から絵描きをしていたのです。

でも、そうでなくても絵を描くことが好きなら、やがて他のもっと真剣に好きな事が見つかることに繋がるでしょう。

 


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それは自分を肯定出来た先に見つかるのですが、大抵の親は「絵では食えないから辞めてしまえ!」と言ってしまう。大きな勘違いです。

それは早く変な夢を絶って堅実な方向に軌道修正してやりたいという愚かな考えに端を発しています。そのために子供に漠然とした自己嫌悪を持たせてしまったり、自信の喪失経験を与えてしまうのです。

 

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次回2023年8月5日(日)の内覧会ご参加希望の方は、どうかお急ぎ下さい。

以降もギャラリーは限定公開日を設定してご案内差し上げます。

 

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