3月29日のオープニング・レセプションの様子がセルビアの国営放送でトピックとして取り上げられました。
以前も当ブログでシェアしていますが、関心の高い方にご覧頂ける機会となれば幸いです。
14際以上から大人までのアーティスト対象の展示会です。
短いFacebook動画としてシェアされていますので、是非ご覧下さい。
https://www.facebook.com/1410362941/videos/267031775656798/
番組最後に映る私が私が描いた「ゼムンの街角」原画は長年個人的に大事にしていましたが、こういった形で寄贈出来たことが嬉しく、作品も良い居場所に帰った様に思います。
自分がセルビアにいなくても、原画がセルビアで居心地良さげに在る姿は、何より励ましになります。重ねてミリカさんのご厚意に感謝の気持ちを捧げます。
今年も7月期限の新作を贈ることになっていますので、推敲を重ねています。
セルビアではニュースに芸術関連のコーナーが必ずあります。スポーツしかない日本では考えられない事ですが、普通に日常と繋がって芸術に親しむ環境があるのかないのかは、私の様な一介の絵描きや、芸術的感性が豊かな子供にとり、人生を左右するほどの落差があります。
以下セルビア語解説文を翻訳
ナクチャニ アート コロニーは、14年間、主催者がその国際的な環境の中で「私欲」を主張することなく慈善活動を続けてきました。
それは 画家たちの間に存在する交流と友好的な切磋琢磨が永遠に価値を放ち、また展示会を通じて新しいパッションを提供したいという画家の願望だけに留まるのではありません。
この素晴らしい地域から偉大で強力な創造力を引き継ぎたいという思いが、価値のある作品の創造に影響を与えました。
主催者と若い芸術家の努力を支援したいシャバツ図書館は、このコロニーの展覧会は5回目となります。
開会式では、図書館長のイェレナ・ポドゴラック・ヨバノヴィッチ氏に加え、主催者の一人で美術史家で司祭のブランコ・イリッチ司祭のイェレナ・ピェヴァツ・ネナドヴィッチ氏が登壇。
私たちは、コロニーの創設者であり主催者の一人であるミリカ・アリンピッチ・イリッチに言及せずにはいられません。
彼女はセルビアでの最初の劇場公演の記憶をこのように復活させたいと考えていた献身的なアーティストであり、教師のイグニャット・ヴァシッチが生徒たちと一緒に準備しました。
旧約聖書のテキスト「アブラモフの犠牲」について。 「全世界の平和のために」というスローガンの下、昨年の第9回 ナクチャニ アート コロニー 「国際子ども絵画コンテスト今回」は日本、ブルガリア、セルビアのアーティストも作品を送ってくれました。 セルビア正教会のアカデミーの学生と、ベオグラード、ノヴィ サド、シャバツの美術中等学校の学生がこの呼び掛けに応じました。
この集いのテーマで作成された作品の基本的な特徴は、幅広い芸術的考察、さまざまな流派、ジャンル、多様な表現の枠を超えた個性的なアートであると言うことです。
テキスト著者:クリスティーナ・アレクシッチ (※日本語翻訳に際して一部、より分かり易い表現に編集しています。)アートは地球規模の視野と人の関わりに発展する素敵なツールである事を心穏やかに提供して行きたいと意を新たにしました。
ミリカ・アリンピッチ・イリッチさんとは今年幾つかのプロジェクトを一緒にします。お互いに感謝を伝え合い、激励しています。
こどもアトリエ青とアトリエトライアンフが日本の子どもを全面的に支援します。
個人的なセルビアとの交流に留まらず、世話人的な役割りを担って絵描きを育てたい。
一生掛けて臨みたいと思います。