今日の大津オルタナティブスクール トライアンフは、5人の子供がやって来て各自好きなことをしました。
絵が好きなMさんは、初めてのEQワークショップで2枚サクサク描きました。
一枚目は柔らかい、いつものトーンで。2枚目は打って変わって静謐な寒色の中に内面から湧き出るエネルギーが噴出しました。
最後は濡れた筆を指でトントンしてスパッタリングを施しました。
全く「こうしろ、ああしろ」と口出ししていません。
ゲームがしたい子は好きなように過ごして、穏やかに。
ふわふわ毛糸玉を作る子も。一つくれたので「ありがとう」と、受け取ってリュックに付けました。
白クマのぬいぐるみを大事に抱えて、自分の中でどの様に思っているかで着色したそうです。
途中で私に「白にしなくても良いですよね?」と尋ねて来たので、「見た目はどうでも良いし、可愛いとか愛情を色にしたら良いよ。」と答えると、にっこりして続けました。
私にはこの絵から白クマのお蔭で幸せになれるという感謝の思いが伝わって来ました。
特に何も指導せず、私は「ここがいい感じやね。」「今日の色づかいは変わってるね!」と言うだけで、後は同じテーブルで一緒に描くだけで良いのです。
例によってEQワードを片っ端から私が絵にする続きもして、全て出来上がりました。これがお菓子の詰め合わせの様に見えるのも面白いです。
熱血的な指導に圧を感じるだろう子供には、ただ居るだけ で役目を果たせるのが、理想的な関わり方、教えとなります。子供にとって大事なのは、私の存在を邪魔に感じないで、空気の様になることです。