「画家」の肩書きを取り払って、人から憧れれたり、尊敬されたりして悦にいる危険から身を回避する事が出来て、とても良い機会だったと思います。
心機一転「星つりじいさん」という肩書きは一般的には掴みどころがなく、何も感心されないのが良いところです。
さて、この作品は先週大津オルタナティブスクール トライアンフで皆んなで作ったコラージュです。写真を撮って来ましたのでアップします。
今日は見学に来られた方も一緒に3人で絵を描きました。私はこっそりコンポジション(色面分割による色彩学)を実践。画家石田泰也は辞めても、人として絵には益々精進します。
黙々とああでもないこうでもないと作品に向き合う3人。
奥では全く水彩画に興味のない小学生達が、それぞれアプリで遊んでいるかと思えば、動画の編集の仕方を代表に教えてくれたりと、頼もしい一面も。
それぞれが関心がある事に自然体で強要されずに取り組むのがいいところです。
水彩画は、それぞれの間合いで「出来た」と言ってくれました。まさに星釣れました。
ここにはいい意味で何もない。心地良い自分だけがあります。虚栄も見栄も存在しません。凄く透明感のある感性に触れることが出来ました。
また、私のコンポジションを指して「私これ好き。」とポツリと言ってくれたので「ああそう、ありがとう。」と照れ気味に答えました。「それ何の絵?」とか「訳がわからない。」とかでなく、好きか嫌いかだけでいいと、常々思っている私にとって本当に勇気づけられる言葉でした。
その後は国際水彩画交流展のチラシを所々に設置にお願いに上がりついでにコンサート出演メンバーと大津港で歌の練習。あと一回練習して本番を迎えます。出展するセルビアの風景画のモチーフもおおよそ確定しました。新作を3枚描きあげたいと思います。何が込められるかさえ見えれば描けるのですが、込めるべきは何かをまだ模索中です。