アトリエ青 Atelier Blue

画家・アートディレクター 石田泰也の日々の活動風景をお届けしています

ドローイングの魅力

MINI AKT vol.8 公募締め切りが近づいて来ました。https://yasunariart.hatenablog.com/entry/2021/11/25/003158

これまでテーマがヌードという事で、敬遠する向きが多かったアトリエ青水彩画教室の受講生さん。一回意識を変えて、ドローイングで作品を描く事を勧めています。実際に過去には数々のユニークなドローイング作品が出品されています。

その中から優れた3点をご覧に入れます。これらはプロフェッショナル画家の仕事です。


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ドローイングは、クロッキー、デッサンもかろうじて含みますが、いわゆる線で描写する技法を定義します。私が勧める理由は色彩を無視出来る事と、鉛筆でも構わない気楽さです。人物はかなり難しいのですが、裸体のフォルムを軽く線で描くのは案外初心者でも着手し易いのです。

迷い線という、ああでもないこうでもないと複数の線で形を把握して行き、無駄な線を消す。これを繰り返しているうちに何となくですが、形は取れます。ここから先は、教室でのアドバイスを要しますが、ドローイングを学べば水彩画にも必ずプラスになります。


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私が描くドローイングは水性・油性マジックペンを使う事が多いです。鉛筆ではないので、迷い線を消す事は出来ず、後戻りも出来ません。そのリスクを背負う事を愉しむ訳ですが、それは小学生の時からから鉛筆で人物を描いてきから出来るだけで、受講生はこんな無謀な事をする必要はありません。


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薄く徐々に描き進めて行けば良いです。

ドローイングは奥が深く、風景でも独立した作品にする事が出来ます。つまり、着彩を要しません。


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下描きではなく、線の魅力で画面を成立させるまでになれば、とても楽しいです。でも一足飛びには出来ません。先に同じく小学生から鉛筆スケッチ、下描きをしては消して、また描くを延々とやって来た積み重ねの先に出来るようになっただけです。

そういう話をすると気が遠くなってモチベーションが下がってしまう受講生もいますが、積み重ねなくして描ける人は誰もいないという理解をしてもらいたいのです。

私の場合、ドローイングも独学ですので、あらゆる失敗を経験しています。その経験が教える時に非常に役立つのです。受講生が何に気を配れば改善されるかが自分でわからない場合に、適切な助言を直ぐに出します。実はそれは全部、私自身も体験して抜け出す過程で身に付いた発想なのです。


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この3枚は左から油性マジックペン、水性ペングレー、水性ペンこげ茶を使い分けると調子がどう変化するのかを試したものです。

真ん中は鉛筆かと思ったという方は多いと思います。ドローイングを始める方は先ずは鉛筆でスタートしましょう。硬めのH、HB、B、2Bの4本くらいを揃えて使い分けてみましょう。

どう使い分けるのがいいのか? 後は全て教室で丁寧に教えます。楽しみましょう♪