全く絵を描かない日は更新され続けていますが、実はこれでも頭の中はいつも絵の事で一杯の私。ただ、「これを描け!」という声が聴こえるまで、のんびりとやり過ごしているだけなのです。
今日は梅雨の晴れ間で、絶好の練習日和。6月20日のシオミ師匠企画のアートメッセンジャー(コンサート)の練習と相成りました。
昨年プロデュースした「セルビアからのアートな便り」の楽日のイベントに出演して下さったメンバーが揃いました。
琵琶湖畔の広場で全楽曲を練習。マイクはないので歌声は湖畔の風になって広場へと消えて行きました。
雲間から差す西陽はもう初夏のそれの様に肌にヒリヒリくるので、パーカーのフードを被りながら私も唄いました。
唄う曲は一曲だけですが、ADHDの為、歌詞がいつまでも覚えられないのです。
それは譜面を見て唄えば済む事と軽く流せる様になったのも年の功かと。覚える気がないのではなく覚えられないのですから自分で工夫すれば良いだけです。
数年前は個人個人と話す事もおぼつかなかったメンバーは、いつの間にか全員が友達という共通の認識で時間を共有する様になり、練習後はざっくばらんに対話する。
セルビアにかぶれている私が自分が保てるという意味で、日本も捨てたものじゃないなと思わせて頂ける事の有り難さ。師匠に感謝。仲間に感謝。
全ては私が一塊の絵描きだというところで接点が芽生えた、これこそが画家にとっての褒美だと思うのです。