セルビア人写真家の友人、ブランコ・ブランダイスから一枚の写真が送られて来ました。
彼とは2015年のベオグラードでの個展でホームステイさせてもらって以来の付き合いです。
仕事の拠点としてオーストラリアのウィーンにある彼の別宅に私の絵を飾ったとの事。些細な便りでも、なんだかとても嬉しくなります。
ご覧の様に絵の下にレリーフの様なものがとても良い間合いで呼応しています。この辺りのセンスが、ヨーロッパですね。
作品自体は7年前に描いたJR駅のひなびたタクシー乗車場。この頃はバーニー・フュークスを意識して、抜き取り画法で描いていました。
今は封印している画法ですが、この逆光の黄金の陽射しと暗い影の感じが観客に「セルビアの様だ!」と言わしめたのは不思議な縁を感じました。
まさにベオグラードの街を歩くとこういう暗さなのです。
ブランコとはその後、2016年に日本で、2017年にセルビアで会って以来ご無沙汰しています。
彼を思って、次はウィーンにも寄ってみたいなと思いました。
セルビアはコロナパンデミック以降69万人以上が感染し、6000人が亡くなっています。
幸いにも私の直接の知人は存命ですが、皆んなと笑ってハグ出来る日が来るのを信じて、これからも交流をしていきたいものです。
心から友人の健康をお祈りします。