連日、blurayでフランス映画を特に好んで購入しています。この為に小遣いを月に万単位で出費しています。
映画は集団作業なので、ドラマであっても小道具から照明、美術、音楽、録音、編集、撮影、役者、演技が絶妙に織りなす記録映画(ドキュメンタリー)です。統率する監督やプロデューサーが対立するのもまた良し、それに比して何と絵の簡素な事か。。。ひとりっきりであっさり完結させる行為なのです。
それを分かった上で、やはり私にとり映画は観て享受するものであって、絵は向き合って描くものと位置付けていますが、絵に向き合うに際して映画に触発される機会は増えるばかりです。
15分で描いたこの絵は、恐らく15分のドキュメンタリーになっています。風景なのだけれども15分の出来事を描いている気がします。
相棒のHさんは家の顔をした人間が闊歩する絵を描き、ここにも前後の時間が醸し出されています。
話はズレますが、描いて直ぐに買い手が付いたので、その存在をすっかり忘れていた一枚のデータを発見しました。この絵は幾何学的な抽象と心象風景がオーバーラップしており、改めて見ると変わっています。
何故こんな絵を描く気になったのかは、何も思い出せません。
また、昔個展で並べてみて、誰も関心を示さないと思っていた矢先に、「これ、面白いねー!」と言われた方が、パッと買われたので意外でした。
その事もすっかり忘れていました。