よく良い景色を観て「うわ〜 これは絵になるね!」と言われる方がいます。決してその感銘そのものを否定はしません。僕自身そういう風景との出会いから創作意欲が沸き起こる事があります。しかし、絵描きとして既に絵として完成された美や構図を受け容れるだけでは、その再現しか仕事がありません。最近はその事が凄くつまらなくなって来ました。
つまり一般的には「こんな風景が絵になるの?」っていう当たり障りのない景観にこそ絵描きとしての大いなる挑戦意欲がそそられる様になって来ました。今朝方仕上げた新作は、電柱が主役のそんな絵です。