一日だけの個展でコラボレーションさせて頂いたジャズ・ボサノヴァコンサート。昨日お蔭さまで満席で終えることが出来ました。日本ではリラックスした感じでアートを愉しむ刻を共有するスタイルがなかなか定着しないですが、特別なものだという概念があるからかと思います。ジャズに対しても小難しく考える人が多いです。専門的だとかマイナーな印象がありますが、リラックス出来ると思って頂くのが良いかなと思います。
そして、音楽が生演奏だと印象が全く変わる様に、絵も原画でないと意味ないんです。絵自体に意味はないけど、原画を見ないと意味がないという事です。
そうやって、人を集わせる吸引力を持っている事に一番の価値と意味があると思います。
当ブログにほぼ全作品の画像をアップしていますが、ゆくゆくは原画に誘導するためです。ネットでは何も完結していません。そこを意識して、ただの情報に過ぎないという事を叩き込んで頂いた上で、これからもご覧頂ければ幸いです。
私の場合、画家よりもミュージシャンとは通じるものが多いです。なので昨日の様な時間は、凄く心地いいです。
今回は絵を見る環境としては、照明など問題点が多かったですし、原画をご覧になった方は「これで出来上がっているの？」と、完成度に戸惑いを覚えた方も多いと思います。私としては、ようやく完成度で計れないところまで来たというのが実感です。
私は絵に自信があるとか、満足することは一生涯ないでしょう。でも自分が次にどんな絵を描くか？ それに立ち会えるワクワクをただひたすら追い求めるでしょう。
