今日の大津オルタナティブスクール トライアンフでは、テーブルを囲んで好きなように絵を描きました。
私からすれば、正にユートピアです^ - ^
傍で大きなハンモックにスッポリ入る子。透明水彩を学んでいる今日が誕生日のK君が、その様子に微笑ましい眼差しを注いでいました。
何と感動的な光景でしょう。
他の子どもが機嫌よく遊ぶのをみて自分も嬉しくなるというのは、心が澄んでいる証拠ですから。
スタッフや親御さんと「そろそろクリスマスツリーを飾る時期になりましたねぇ。」と話していて、オーナメントとして「手描きの小さな絵を吊るすのも楽しいですよ!」と提案しました。
そこで、私も前に子どもにレクチャーした水彩紙が残っていたので、それを適当にカットして10枚くらい作りました。
結構、何でも使えるんです!
最後に作ったワンピースを着たうさぎの少女は、透明感があって可愛いなぁと自分で気に入りました。
雪を被った家もうさぎの少女も、カットする時に白い紙の部分の残し方で発想しました。
この2つをアクリルブロックの2Lサイズのフレームに挟んだら作品になりました。
Come on a my house(お家においでよ)
みんなが帰って掃除して、家に帰る頃になって、ふと、この作品には今日の時間が封印されていると気が付きました。
ハンモックで遊んでいた子とうさぎがそっくりなのです。そして、この家はトライアンフそのものです。
トライアンフに来ている子たちは、相手をとても尊重して自分も大事にします。この事がすごく当たり前なようでいて、なかなか実社会では味わえない光景だと思います。
友人関係の中では利害や忖度が付きもので、平気で人を踏み台にするのが、大人社会や組織と同等に存在します。
そのような感覚から遠く距離を置いている子どもの存在を間近にするのは本当に心強い限りです。
2016年の新聞取材を受けて「子の絵画交流 懸け橋に」という記事として掲載されました。
しかし、この時私は子どもを国交や政治利用しているつもりは全くなく、ただ子どもが子どもを尊重する人になれば良いと考えたに過ぎません。
すごい事業をしている風に見えてしまうのも、とても心外でした。身内や関係者からも有名になるとか冷やかされました。
有名になったら終わりです。(実際は全くなっていないですが😆 )
何故なら、有名な人だから習わしたいとか、習いたいなどの最悪の概念をもった方が近付いて来るからです。
私は自分が子どもに支えられている感謝を、一体どうすれば子どもに還元出来るのか、それしか頭にないのです。
それをコツコツ模索して来て、最近は還元するチャンスに恵まれて来た感じがするのは、本当に奇跡のような感じです。
世間一般の関心を誘うには、社会的存在意義などの側面で記事に起こすのはやむを得ないと承知しています。
大津オルタナティブ スクールトライアンフの認知度やフリースクールの存在意義が高まることはとても結構な事なので、それで良いのです。
その脇でこどもアトリエ青とアトリエトライアンフで子どもたちとの出会いが途切れない事が、私個人の密かな願いです。