昨年から交流を始めたセルビアのシャバツ市を拠点にアート交流活動に尽力されているアートコロニー・ナクチャニ。
今夏、主催者であるミリカさんとアレクサンダー・ジンゴよるダブル個展「スレッド」に始まり、子供のオンライン展示交流とワークショップ
画家の交流、人形劇、陶芸ワークショップ、最後は数々のミュージシャンのライヴで子供も歌ったりと、盛り沢山の内容でした。
画家の交流の様子を現地テレビメディアが報道した2023年7月18日の様子がこちらでご覧になれます。👇
子ども交流展示会では、こどもアトリエ青や大津オルタナティブスクール トライアンフの子ども達が参加させて頂きましたが、来年はセルビアやマケドニアの子どもの作品を日本で何らかの形で展示して、より交流を深めたいと思っています。
私がアートコロニー・ナクチャニに瞠目するのは、大人も子どもも出番が回ってきて、お互いに裏方と表舞台が両方とも体験出来る事です。
そして、それを支える基盤となるコミュニティーがアートコロニーと名付けられているサマです。
関係者と参加者の家族たち
今は遠く離れた日本から参加していますが、やはり飛び込みたい‼️
でも、日本にいるからこその役割りもありますので、先にそれを頑張ってやろうと思います。
兼ねてから私はワークショップ中に準備や後片付けを子ども自身が自発的にする姿から成長を感じ取ります。
その行為は本当に美しい✨ものです。縁の下の力持ちや人が避けてしまう段取りや仕事こそが、とても大事で清々しいものだと思っています。それが人を労ったり、共感することに繋がるからです。
人より頭抜けて何かが長けているとか、優れているからリーダーになるのだという優性意識や元から何かが備わっているという思い込みが一般的にあるかと感じます。
一理あるとは思いますが、併せて影で一番地道な努力をしたり、全体のために率先して面倒なことに関わることで喜びを感じる感覚を持ち合わせていない人に本当のリーダーシップ力は身に付きません。
リーダーになるならないはさておき「アート= 遊び」で発散して、目一杯遊んで一緒に片付けると気持ちが良いのです。その時間の積み重ねは、とてもいい社会勉強になっている❗️
その感覚はこどもアトリエ青のポリシーとなっています。
命令せずに大人がしている姿を見せて、子どもはそれが人として当たり前の事だと理解し、自然に身に付けるのを待てば良いと思います。
この点で、私の比ではなくもっと大きな輪になって推進力を持って活動をされているミリカさんとのご縁は、本当に嬉しく、もっともっと吸収させてもらって、日本の子どもの応援の仕方に活かせればと思います。
真ん中がミリカ・アンピリッチ・イリッチさん
この夏から来年の展示会や企画を一緒に考えていたのですが、2023年の3月にシャバツの図書館での展示会が内定しました。
私のたっての希望で「星つりじいさん」インターナショナルバージョンがオープニングイベントとして上映されます😊
これから英語翻訳、再編集など、ぼちぼちとやっていきます。
この作品の完成形はステージショーであり、ライヴ(なまもの)ではありますが、セルビアに全員行って公演するのは非現実的です。
動画であっても大事な仲間達のお力添えを頂き、そのお蔭なくして完成はあり得なかったものです。「星つりじいさん」では、子どもを含む全ての人への恩返しを昇華したので、それがセルビアの方々にも伝わる事を願います。
ナクチャニのメンバーがみんな星つりじいさんと同義の存在だというメッセージを読み取ってもらった時に、この作品は役目を果たすでしょう。
合わせてトリ(ラストシーン)の原画も寄贈して展示して頂きます。
先で良いので、ゆくゆくは全原画展も実現したいと考えています。自己顕示ではなく、こういった仕事に本当に興味を持って接してくれ、本質に共鳴して下さる方で会場は溢れかえるから、そこに作品は呼ばれていく感じです。
ちなみに大阪で待機中の「MINI AKT vol.8in JAPAN 」ではミリカさんの原画も展示されます。
シロカスターザとナクチャニとアトリエ青が全部リンクし合う関係になって来たのが何よりです。