前回のご依頼品を納品して早2ヶ月。
ということで、それ以来作品を描いていないことに今更ながら気が付いた訳ですが、ようやく2枚目のご依頼品が描けました。
家にまつわるイメージとなります。家とは家庭なのですが、家族同士が最高に居心地の良い場所としてあるために、実は家族の要員は相当な努力を必要とします。
嫌な事を忍耐するとかではなく、気持ちよくお互いがいられるには、同じ時間を共に生きる工夫に喜びを見出さないと、元来一人の方が気楽で心地よくなってしまうという事です。
「家族なのに」ではなくて「家族だからこそ」相手と自分のために努力しないと、家庭は幻影になってしまうというアイロニー(逆説・皮肉)を込めています。
それを維持するには強力な愛が必要です。
フォービズム(野獣派)のようなテイストがイラストに入って来ましたが、私にとりなかなか興味深い現象です。
ご依頼は仕事ですが、100% 遊んで取り掛かることが理想であり、それが絵描きの誠意だと考えています。それが2ヶ月お待たせした甲斐というものです。
公共の時間に星つりじいさんとして受け容れてもらえている生活がいい風に働きました。