「星つりじいさん」はシ・オ・ミ 原案 とありましたが、それは童話創作マジックというジャンルを考案されたのが師匠だからです。その芸はマルセ太郎の映画の語り芸にインスパイアされて誕生したとのことですが、それについては調べて下さい。
童話創作マジックはちびくろサンボやブレーメンの音楽隊をステージ上で物語を語りなりながら、登場人物みんながマジックをうまく使って難局を打開していくという風にアレンジがされていました。
私が師匠とお出会いしたのが2015年ですが、それより遡る事5年前には、この芸は出来上がっていて、色んな場で演じておられました。
私もお出会いした頃に2度ほど拝見し「舞台絵を描かせて下さい。」と嘆願したのがキッカケで、マジック・音楽・映像のコラボレーションライヴになって行きました。
これは2018年に大津市のご依頼で実現した公演です。
その後も、時にはメンバーを加えたりしつつ、色んな場所でコラボレーションしました。
それを私が原作のオリジナル絵本にマジシャンとしてシ・オ・ミ師匠を登場させてしまおうという構想が「星つりじいさん」という形で完成したのです。
2022年8月7日のライヴステージショー当日にご覧頂いた方々には、この話を興味深く聞いて頂けるかと思います。
それ以上に、以前から一緒にコラボしていた仲間にとっても特別な日になったのです。「星つりじいさん」は子供に捧げていますが、仲間たちへの感謝の気持ち、支えなくしては存在しない作品です。
師匠との友情は絵本の中の風船売りとマジシャンと変わらず、深いものであり、お互いを触発する存在でいる為に、常に自分なりに精一杯の努力をしているつもりです。
でも、師匠の思いやりの深さなど人間として尊敬できる部分などは、全く追いつけないです。その意味では互角に渡り合うなどという事はおこがましく、ずっと背中を見て追いかけているに過ぎない私です。そうやって成長させて頂ける事は無常の喜びです。
前置きが長くなりましたが、来る2022年11月12日のクロージング・イベント「日本からの祈り」は私の大事な日本の仲間たちから、セルビアの仲間たちへの祈りがコンセプトです。
※セルビアの水彩画の父ミロシュ作品
ところが、師匠の粋なお計らいで、もしこの日にこどもアトリエ青Sundayや「星つりじいさん」で初めてお出会いしたご家族やお子さんが喜んでもらえるのならピエロのマジックショーをさせてもらえたらと仰って下さいました。
ピエロのマジックは師匠のある意味営業ネタの大切な一本で、滅多に見られないものです。しかし、師匠にとっては子供に喜んでもらえるなら本望だという事で、なんの欲もないのです。
ピエロのマジックショーの営業に何度か私は同伴していますが、毎回演目や客層によりネタは変わります。
師匠は67歳になられたので、このコスチュームは息切れがするそうです。その上、時代的にもピエロ🤡がホラー映画で悪者として登場する事が多くなって、子供が泣いてしまうなど、道化師とはかけ離れた怖い人というイメージなのが問題です。
そこで私は、「軽装で素顔に赤い鼻だけ付けたピエロで出て下さい。」また、土曜とはいえ「17時開演なので、前半で出演して頂き、子供の負担にならないようにしたい。」と申し上げました。
折角の機会ですので、是非11月12日はピアザ淡海にお越し下さい。以前某幼稚園の何かの会で演じられた動画がYouTubeでご覧頂けます。
ピエロのマジックショー(2019年) https://youtu.be/REn211hw_bU