アトリエ青 Atelier Blue

画家・アートディレクター 石田泰也の日々の活動風景をお届けしています

今日も過去の3枚

今日も3枚の自作をアップします。

これは透明水彩を独学し始めて2年目頃だったかと思います。ようやく白絵の具を全く使用せずに描ける様になったのですが、それで精一杯、見栄えのする写生画のレベルですね。

f:id:IshidayasunariART:20220303233422j:imageでも一般の方には案外好評です。理由はバラが鮮やかな色である事と、樹木しかない割に空間の広がりや奥行きがあるからかと思います。初歩的な絵ですが、透明水彩でないとこの発色は出ません。

コロッと変わってシ・オ・ミ師匠から教えて頂いて鑑賞したアメリカ映画「クレイジー・ハート」に感泣して、衝動的に描いた一枚。この作品はハイライトに一部白絵の具を使っています。

f:id:IshidayasunariART:20220303234420j:image映写技師をしていた頃に映画の看板も描いてた事で人物は時間さえかければどんなものでも掛ける地力が養われたのですが、看板はペンキで描くので白は使い放題。透明水彩で描く場合はまた違ったテクニックを必要とします。でも発色はペンキとは比べ物になりません。これは師匠に即、プレゼントしました。

この絵は2015年セルビア渡航時に訪れた廃品を使ったオープンカフェの風情です。絵を描かない人からすれば下手な絵に見えるでしょう。でも、これは心躍るように筆が弾んで、形は愉快に崩れて、白くない物を自由に白く抜く事で軽みがあります。

f:id:IshidayasunariART:20220303235438j:image写生を超えて、自分では「これが絵だ」という端緒を見た気がしました。これを買いたいという方は現れていませんが、譲る気持ちはありません。最初のバラの絵から15年を経て描けた絵です。

今はまたこの先の違う境地に来ているのですが、自分にとっては本当に大事な作品です。絵は人の好みや好きずきで分かれて良いし、それで当然ですが、教室でバラの絵は直ぐ教えられます。ただ他のは教室➕個人で反復練習を何年もしないと描けません。