アトリエ青 Atelier Blue

画家・アートディレクター 石田泰也の日々の活動風景をお届けしています

公開制作〈収穫は未完成にあり〉

今日の公開制作は予告にあった「抽象画」と「ドローイング」を描くには時間が足りませんでしたが、3枚上げました。

テーマとしては作品として世に出せるものを描くと言うことを自分に課せて始めました。

先ず最初に描いたのは女性の肖像画。陰影の深い印象になる横からのライティングの写真をモチーフに描いたのですが、全体に漂っている繊細で艶やかな気配を出す事に全く成功しておらず、死体の様に見えます。あえなく没作品となりました。

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2枚目は、私がこれまで一番たくさん描いてきた風景画。これについては良いのか悪いのかが現時点で判別出来ないでいるのですが、新たな発見を見出すには至らず、その意味において凡庸な絵だと言えます。

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小さい絵なので額によっては愛着を持って観ていられるものになるかもという出来です。

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3枚目は抽象画に見えるかも知れませんが、私の中ではイラストレーションに属するという認識で、即興でイメージして描きました。

拘ったのはプロっぽくないけれど、アマチュアでは描けそうにないというボーダーラインに留める事です。

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感覚的には、今日描いた中で一番エキサイティングでした。未完成なところを残している事が大事だという気付きを得られた点でもとても意味のある一枚になりました。

他の画家からは「君の絵はバラバラで一体何を目指しているのか、鑑賞している方が混乱してしまう。もっと一貫性を持たせた方が良い。」という類の助言を頂きますが、「これら全てが私だから、ありのままでいたいのです。」と答えるようにしています。

次回の公開制作は、ドローイングから始めようと思いますので、またお時間の許す限りご参加をお待ちしております。