アトリエ青 Atelier Blue

画家・アートディレクター 石田泰也の日々の活動風景をお届けしています

流れのままに

2020年のHさんとのワークショップ第1回目は、昔行った事のある白川郷の合掌造りの家を描くという事で、クレヨンを縦横無尽に走らせて、片っ端から着色。黄緑の屋根の発色が素晴らしく、他は全体の色のベースに黄色を入れて、まったりとした和やかなムードが漂いました。

f:id:IshidayasunariART:20200103150404j:image

合掌造りってこんな風だっかたな? とか、細かいことに有無を言わせない、ふくよかな表現になりました。

 

続いて私が描いたのは、ロンドンのバスが行き交う夕暮れの情景。ロンドンに行った訳ではないので何の思い入れもないまま描きましたが、所々にクレヨンをマスキング代わりに仕掛けたり、右上の建物の青い窓はクレヨンのみであったりと、それなりに遊んではいますが落書きレベルです。

f:id:IshidayasunariART:20200103150610j:image

私がHさんのふくよかな絵とは違い、自分のは神経質な絵だと云うと、バスが動いてるみたいに見えるのが面白いとフォローしてくれました。

これは私の絵の特徴で、人や乗り物などが映画の一コマを切り取った風になります。映写技師時代にフィルムを触って、静止した一コマを観察し、それが映写機に掛けると動いて見えた経験に起因しています。

しかし、絵で動いている物と止まっている物を感覚的に描き分ける術を私は人に説明出来ないのです。絵で次の動きを連想するのは鑑賞者なのですから、敢えて言うとあり得ない形態で止まっていると、動いている風に感じるのかも知れません。それが動いてると感じる鑑賞者の感覚自体が面白い事だと思うのです。

Hさんは、今度展示会をするなら僕のも出してって言ってくれまた。そういう要望が一番嬉しいのです。問題はHさんに対抗出来る作品を私が描けるかどうかであり、今年はそれがテーマになりそうですね!