アトリエ青 Atelier Blue

星つりじいさんの日々の暮らしをお届けしています

人が囲む

3年前の投稿にもあるのですが、絵は視覚芸術ではないという事を教え子の為に今一度確認しておきたいと思います。興味がある方だけ2017年のこの記事に目を通して下さい。

http://yasunariart.hatenablog.com/entry/2017/01/16/005113

この頃はひたすら描いて年間300枚くらい透明水彩やガラス絵を描いていました。それに比べて2019年はドローイングを入れても100枚未満です。ガラス絵は全く描いていません。殆どが透明水彩ですが、自分で描けた! と思える作品もないし、かと言って愚作や駄作ばかりかと言うとそうでもない。なので決して卑下はしていません。名作や傑作を描く意識は、ほぼ皆無。成功とか失敗などの価値観自体もどうでもよくなってきました。

私は原理主義で描くので、今の状態は創作意欲の減退にも当てはまりません。以前の様に病的にひたすら描かなくても生きていられる正常な状態に来たというのが自分の解釈です。ただただ時間を共有する教え子に原理となるきっかけを与える役割こそが意味だと最近では強く感じます。教え子というと語弊があるかも知れませんが、私との出会いをきっかけに絵を描くことに目覚めた方全般を指して使っています。

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これはRさんが書き初めをしていたら、弾みで出来ちゃった今日の絵日記です。四角形が意味するのは、大きなテーブルでしょう。私には人が囲むという意味合いに取れます。ハートに満面の笑みは自画像であり、集う皆んなに共通するものなのかも。。。

これをたった10秒で一気に描く様に立ち会うのは、最高に嬉しいのです。この絵を表面的になぞる事は出来ても、本心からこの様な気持ちが放流する人は稀です。そこに真に感じるべきものが存在します。そして人により出方や感じ方はそれぞれ、教え子と言っても、全員に個性がありますから、それも大事に接して行きたいものです。

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以上は一部の教え子との姿です。

最後は去年描いた中で一番マシな私の作品「仔象ちゃん」です。
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この絵は教え子に対する愛と感謝が大いに含まれて出来上がったので、マシなのです。