今日は知り合いで将棋の振興活動を精力的にされているMさんとお話しする中で、とても良い教えを戴きました。
Mさんによれば、将棋を通じて一番学べるのは、コミュニケーションなのだそうです。
思考力や洞察が深くなるのは、将棋をしない私でも予想出来ますが、実は将棋盤を挟んで向き合う時間の中に無言のコミュニケーションがあり、そこには相手を敬い尊ぶ心がなければ駄目だという事です。
これには驚きました。アートと同じなんですね!
私は作品も将棋盤だよなぁ〜〜と感慨に耽りました。
志を持っている方の言葉は本当に謙虚であり、本物の人と対話をして非常に嬉しい気分になりました。
そんな気持ちが今日の一枚に出ました。
心静かなる日は、奇をてらわない絵を描いてみたくなるものです。
いやらしい売り絵(需要が見込める系統の絵)すれすれの下品さの中に、それをも肯定してみたい仕上がり。
意欲作でも何でもないですが、この絵はセルビアの個展できっと売れます。
売れる絵を描くことを目的に絵を描いていませんが、私の絵と出逢って衝動的に欲しくなり、買っちゃう人がいる事には感謝して、その方を敬わなければいけない。
画家にとって当たり前の事ですが、そこで自分を保つバランスはとても難しいのです。