画家を名乗って暮らしていると「石田さんが有名になる前に買っておこうかな!?」や「絵が売れると良いですね!」という文言を頻繁に耳にします。
これらは私への声援であり、絵に対する賛辞だという事は重々承知しています。
しかし端的に言えば、ただの社交辞令です。
なので「ありがとうございます。」と返しますが、実は私が考える画家の本質とは全くかけ離れています。
以前にも書いたのですが、私にとって重要なのはアートは人と人の間に芽生える想いであり、祈りと感謝だという事です。
作品はそのための単なるツールなので、それを外して売れるものに照準を合わせるのは、屈辱であり妥協です。と言いながら私もそういった行為は、これまで繰り返しやってしまいました。
しかし、出来ればもうしたくないのです。
こういう事ばかり言うと「売れない画家が自己正当化して、孤高の芸術家を気取った負け惜しみを言っている。」と思われがちですが、それは全く違います。
では、何が目標なのか?
一言で言うと自由です。
あらゆるしがらみを産む社会的地位、政治的行為、ランキング、対外的な評価等、に惑わされずに画家を続ける事です。
そうした時に真の理解者が出現し、私を役立ててもらえるのです。
その時に「あゝ、こういうことか!」と自分の仕事を理解します。
見えなかった結果はそうやって後から付いて来るのです。
それを積み重ねたらどうなるか?
それも後から付いて来ると確信しています。
前置きが長くなりましたが、youtube に私が作った動画を色々アップしています。
ライヴイベントは記録しない主義ですので、活動のほんの一端に過ぎませんが、展示会やイベントにお越しになれないけれど、ご興味をお持ちの方は是非ご覧下さい😃