アトリエ青 Atelier Blue

星つりじいさんの日々の暮らしをお届けしています

過剰さを脱いで

3年くらい前に描いた絵を脱色加工してみました。こうして眺めると筆でスケッチしている感じが出て、色彩がないのが返って功を奏している風に見えて来ます。

 

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この頃の絵はどれも「強い絵」であり、最近こだわっている「弱い絵」ではありません。強いというのは案外脆(もろ)くて、弱い方が根が深く隠れた生命力を感じる。だから「弱い絵」に行き着いたのですが、それは具体的に一体どんなものなのか!?作画に着手して行かねば伝わらないですね。

 

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とにかく過剰な色彩やタッチなどは不要な事だけは確かです。そんな事を過去の絵をイジって気付いた次第です。

流れ

今月から生活援助員の仕事を休職し、絵画教室も再開の目処が立てられないまま現在に至ります。ただただ心身の療養に専念する日々です。2月には、古民家ギャラリー青だけを閉鎖するとした筈が、ここまで脱線した展開になるとは思っていませんでした。

と言いながらも不思議と自然の流れを感じるのです。これで良いように思える。生活援助員で抱える心的なストレスは許容範囲をオーバーしたし、心底頑張って疲れ切ってしまった。。。我ながらやれるだけはやったと思います。だからもう休むのが一番というか、選択肢はこれしかないというのが正直な感覚です。

ただ7年間休まずにやって来た水彩画教室を開講することさえも腰が重くなるというのは尋常ではありません。病気であっても、やるのかやらないのかをそろそろ明言せねばなりません。で、答えとしては、形を相当変えてやるでしょう。。。私と絵を描くことを望んでいる方を裏切りはしませんが、本当にそうでない方は去る気がします。もう少し考えがまとまるまでお待ち下さい。

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この絵は数年前に描いた未公開作品(没作品)ですが、色調を変えてアップしてみたくなりました。

あくまで新作は描けない状態が続いていますので、ご了承下さい。