3年くらい前に描いた絵を脱色加工してみました。こうして眺めると筆でスケッチしている感じが出て、色彩がないのが返って功を奏している風に見えて来ます。
この頃の絵はどれも「強い絵」であり、最近こだわっている「弱い絵」ではありません。強いというのは案外脆(もろ)くて、弱い方が根が深く隠れた生命力を感じる。だから「弱い絵」に行き着いたのですが、それは具体的に一体どんなものなのか!?作画に着手して行かねば伝わらないですね。
とにかく過剰な色彩やタッチなどは不要な事だけは確かです。そんな事を過去の絵をイジって気付いた次第です。