アトリエ青 Atelier Blue

星つりじいさんの日々の暮らしをお届けしています

今日の一枚。 味のみ

一番大事にしているのが、人との時間。

真剣な話をしながら馬鹿話を挟んで笑う。緊張と緩和。

 

これって私の絵と同じだなぁーと気が付きました。遅いですが(笑)

私は出来るだけ真剣にふざけた絵を描ける様になりたいのです。

 

それはある意味巧さを消し去る事が重要です。

卑下するのでなく「下手じゃないの?」 と思ってもらいたい。

 

今日の一枚はその点で結構成功しました。

 

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描きようによってはいくらでも建築のデザイン性を全面に出せますが、それに頼って名画だな〜〜ってなるのは違うと思います。

それはきっと建築自体が良いだけです。

 

何が良いのか一瞬わからないけれど、なんかいい味。なんで?

そんな印象を与えられたら最高です。

 

そしてそれは人との有意義な時間を過ごさないと出せません。

 

寡黙にアトリエで画面と向き合わない。

これが心得ですね!

ただ、向き合い過ぎたからこうなったんですが (*≧∀≦*)

 

今日の絵は笑っています

  

今日の2枚。 やはりセルビア

日のブログでセルビアでの個展のお知らせをしました。

なので大津を描くシリーズから一転、セルビアシリーズに早変わりです(笑)

 

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これはネットから拾った写真を参考に、肩の力を入れずにタラ〜と描きました。

 

下り坂の傾斜に拮抗する様に建てられたレストランですが、何となく屋根の勾配が坂に釣られておっとっとと言ってる様に描きたいなと思いました。

 

つまり建物であっても人格というかキャラクターを出す試みです。

 

 

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一方でこちらは一昨年の個展で渡航時にホームステイさせてもらった友人ブランコ氏のアパルトマンのキッチンからの眺め。

 

この景色が凄く気に入って時間の流れを追って何枚も写真に収めておきました。

 

西陽が傾いて室外機や建物の影、それと紅葉した樹木の影を画面に印象的に定着させる試みです。

 

一枚目のタラ〜っと描いたのとは趣きを変えて、建物がどっしりして影が動いて這っていく様なイメージです。

 

これは次回の個展で発表したい一作ですね!