3日ぶりの投稿です。この間に普通ではない物事が起こりました。凄く前向きな話もある一方で、一昨日会った人が今日に自死するという受け止め様のない出来事が。。。動揺を隠しきれない感情の振れ幅の中で、私がやれる事は、生き切る事、絵を描く事。そんなシンプルな潔さをぶつけました。
この絵はキャップを被った男性が犬の散歩をしていますが、完全にそこには昔の自分と飼い犬が入りました。
姿形は別人ですが、自分と愛犬が角を曲がって今から家に帰るのだという確信が存在します。
何ということのない日常ですが、これも生きるという事ですよね。肩肘張らずに生を享受する。それだけで、それが出来るだけでなんと恵まれた事か!
一方のこちらは、自死した知人への祈りを込めて安らかな眠りにつける様願って描きました。死というのは残された者に圧倒的な不在による存在感を印象付けますが、決して何も消えないと感じます。
この4つの椅子には誰も腰掛けていませんが、そこに誰が居たのか!その記憶がしっかりと残っています。やがては私も当然いなくなるのだから恐れることはないのです。しかし、生き切ったと言えるかどうかが、生を受けた者の課題だと思います。
今日は生と死を描く事で均衡を保ちつつ、穏やかに死者を送りたいと思います。