今日は、敬愛するマジシャン シ・オ・ミ師匠の「本格奇術教室」を見学させて頂きました。
マジックのレクチャーに止まらず、完全にパフォーマンスを鑑賞しているような独自の空間に息を呑むばかり。。。
あまりに面白くて2時間の講座が一時間程に感じました。
何より教室が終わってからの歓談の時間に受講生さんが見せた手品に対して、渾身の叱りをされた時に私まで身を正され嬉しかったのです。
叱りとは嘆きであり、それは誤ったマジック、楽(らく)してマジックをマスターしがちな受講生を救いたい一心から出た言葉でした。
1+1=3 の様なマジックは誤魔化しであり、本質から逃げている。
1+1=2こそがマジックなんです!
私は一瞬、無から有や1が2にも3にもなるのがマジックじゃないの?
という考えが頭をよぎり、仰ってる事が理解出来なかったのですが「あっ、そういう事か!」と気が付いたのです。
シ・オ・ミ師匠が仰ってるのは、一言で言うと芸に対してストイックで誠実でなければならないという事ではないか。
このブログを読まれてる読者の方は、一体どんなマジックを批判されたのか具体的にわからないから、この話も意味がわからないと思います。
それはそのままで読み流して頂くしかないのですが、肝心なのは、私自身1+1=2の絵を描けた時に充足感があり、1+1=3を描いた時の後味の悪さを知っているという事です。
こういう気付きを得られるからこそ、異分野の方々との時間が重要です。
有り難い、有り難い教えを頂き、本当にありがとうございます😃