前々回の記事で「比良の暮雪」をモチーフにした作品が腑に落ちなくて
格闘している様をご紹介しましたが、一応決着しました。
もはや全てはなりゆき任せの滲みを誘導しました。
描写仕切る前に手を止めて、画面下の葦（よし）に日が当たり発光している箇所と画面上に踊る暮雪の白さを対決させました。
葦は筆のお尻で削ってわび感というか、枯れた質感を出して地面を省略しました。
こういう簡単なモチーフほど、ありきたりでない様に描くことが難しいという事を思い知る今回の挑戦でした。
明日には納品します！
ＯＡＫ展示会 in トポラ
東欧セルビアの村トポラ。
そこにある教会でアートグループＯＡＫの展示会を開催します。
５月の末開幕なので、只今作品選定をしています。
メンバーはプロのアーティストであっても、家族の様な雰囲気を目指しています。
セルビアのメンバーを想いながら今日は一枚描きました。
我々が一番遠ざけたいのは、権威主義と気取った華美な様式。
そういった栄華繁栄を芸術をもってして知らしめることを嫌います。
むしろそういった関わりによる自尊感情を排除した穏やかな情熱と親愛こそが大切です。
日本からのゲスト作家も声を掛けてセルビアデビューの機会にして行きます。
ガラス作家AZグラスこと高坂安曇さんと私のコラボ作品もランプに仕立てて展示します。
2年前の個展に訪れてくれた高坂さん
皆んなの想いがどういう形で結実するか、ワクワクは止まりません！
