大阪で開催中のMINI AKT vol.7 in japan の展示風景や情報がセルビアで拡散して、アーティスト達が大変喜んでメッセージなど送って来てくれます。
※ Nano galleryさんのご厚意で大判ラミネートポスターを制作して頂いて感謝です。
ダンカ・ノヴィツキさん(作品18番)は、セルビアで一緒に撮った写真を送って下さいました。私は失礼ながらこの方がダンカさんである事を認識していませんでした。
向こうも最近になって私が日本巡回展示の主催者である事に気付かれた様です。「懐かしいですね〜」とメッセージを交わしました。
何かと価値観が合わなさ過ぎて、日本の画家とは交流がなくなるのに対して、セルビアとはずっと遠距離で交流をしている事も手伝って、至って温和な友愛精神を示してくれる作家が徐々に増えるのは、嬉しい事です。
日本に比して、セルビアは人の眼など躊躇せずに好きな様に好きなものを好きな場所で描いている印象があります。
これは私からすると、当たり前で自然な行為なのですが、日本で野外でのスケッチや写生を勧めても「そんな境地じゃないので。」と描かない人の多い事。
その点セルビア人は野外のカフェでお茶を飲むように描きます。「外だと気分が良いからお茶が美味しい。」のと同じ感覚で絵を描けばいいだけの話なのです。
ミリカさんも、常連の作家ですが、今自らプロデュースした展示会を開催されているそうです。
複数の画家の作品展ですが、一部の絵を見ても私はこういう表現に心が躍るという思いが伝わって来ます。
他者が好むか好まざるはその人次第であり、自分が感知するところではないという主体性が作品に出ているのが好ましいです。
それにこのギャラリーの雰囲気。天井が高いから重量のあるペンダントライトが活きてます。フランスの様な華美で過剰な装飾のシャンデリアは見かけません。控え目で全然キラキラしていないので、とても落ち着きます。
古いアパルトマンも天井が3メートル程の高さなので、全く照明器具が違います。そして家族連れや夫婦でオープニングに集まります。
絵のあるところに人が集まるこの感じ。日本では味わった事がありません。