アトリエ青 Atelier Blue

星つりじいさんの日々の暮らしをお届けしています

続・感無量エピソード2017

 

読者の皆さん、いつも言いたい放題の当ブログをご愛読頂きまして誠にありがとうございます。書籍化を目論む出版関係者からのアクセス(下見)を感じる時があるのですが、絶対に一般ニーズにそぐわないと自負していますので、実現しないと思います。

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実際これまで「ブログを拝見しました。是非弊誌に1ページ掲載させて下さい。有名な批評家の先生の批評文を添えて全国の美術館に設置致します。その代わり出稿料金をご負担下さい。」という甘い言葉の勧誘がありました。もちろん、即答で断りました。金で好意的な文章を書く批評家などゴミ同様の存在です。自称画家でステイタスを求める方は万といますので、手当たり次第に勧誘しているのでしょうが、乗る事はあり得ませんね!

だからといって自分の仕事を卑下している訳ではありません。心から共鳴する方は海外に多くいますので、見極めてお付き合いしています。新年から暴言エンジン全開ですが、前回に引き続き昨年に体験した感無量エピソードの続編です。

秋口にアートグループOAK展示会inベオグラードセルビアの仲間によって開催されました。10月にはその仲間に会いたくてセルビアに飛びました。

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一つの展示会を実現する苦労を静かな情熱で乗り越える。それをお互いに労い、感謝する気持ちを共有しないとアートグループは続きません。だからこそ、感謝が込み上げます。

 

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グループの長兄ゾラン・パニッチの工房で待望のセルビアメンバーが揃うこの日を待ち望んでいました。この時間こそが最高の価値です。

 

ベオグラードでは、並行して2つの水彩画の展示会が開催されており、オープニングに顔を出しました。

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こちらはシロカスターザ2017水彩画展。口から出まかせで挨拶しました。

 

国連小学校2年生のクラスでワークショップ!

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2年前に受講した現在6年生の子達との再会は、夢かと思う瞬間でした。これが褒美であり、生き甲斐です。

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日本の子達の作品交流展示を実現に漕ぎ着けた立役者は、19歳のマテヤ君でした。実現のために「校長室に直接説得に行け!」と言う私の無茶振りを受けて動いてくれました。彼はやらされているのでなく、私が後押しして彼自身のポリシーに従って行動した事が成果です。

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この時間と場を提供して頂いた事には重々感謝しつつ、子供に抑圧的な指導をする会長と担任に激昂した私は、それを批判し対立しました。語り合う時間がなくて、相互理解には全く及んでいません。まだまだ子供のワークショップでは課題が多い事に気付きました。次回は語学力を身に付けて、思いっきり喧嘩したいと思います。

 

暇さえあれば入り浸っていた工房にはイランからやって来た美大生カタユーンがたまたま一緒になる事が多く、家族の様に時間を過ごしました。

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親子の様な年齢差などアーティストには何の壁でもないと感じた一瞬でした。彼女は今も世界を放浪している様です。若者の援護をして尻拭いをするのは年長者でやれば良いのです。それが歳上の社会経験者の本来すべき事。

そんな訳で今回の記事で感無量エピソードを終えるつもりでしたが、まだまだ続きそうです。本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます🤗

感無量エピソード2017

 

大晦日はゆっくりと感極まった時間を振り返っています。普段、絵描きとして一番大事にしているのが、自分一人の力では絶対に関わる事が出来ないご縁に対しての感謝です。そういう時間こそが自分が試されて晒されて、大いなる気づき・学びを得られる絶好の機会となります。

2月には敬愛するアーティスト シ・オ・ミ 師匠のプロデュース企画。ライブハウスでエッセイと絵画とマジックの融合を試みました。前例のないオリジナルのパフォーマンスが出来ました。

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散歩中、小さな子にマジックを見せられる師匠。泣きそうになりました。

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セルビアの国際芸術交流協会シロカスターザ主催の MINI AKT 2017開幕の様子。私は日本代表窓口を担っているにも関わらず協会の気風に迎合せず、いつも物議を醸す行動をしています。

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会長を挑発する作品をエントリーしたら、案の定落選しました。個人的には入選するかどうかはどうでも良く、妥協しなかった事を誇りに思っています。

 

師匠企画のゆうゆうコンサート。

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ハートのこもった猪飼さんのヴォーカルに触れて、涙が流れて仕方なくなりました。本物の歌が何かと言う事を知りました。

 

師匠のマジックの営業に付かせて頂く機会が沢山あった事は、本当に勉強になりました。

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私の作品が師匠を触発してパフォーマンスに取り入れて頂けて、感無量になり鳥肌が立ちました。

 

ボランティアで関わらせて頂いている託児型リサイクルアートワークショップ。

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子供とテーブルを囲めば、そこが家の団欒の様になるので、辞められません。

 

国際芸術交流協会の会長と会員で友人でもある写真家がセルビアから来日。沈む夕陽を一緒に見た時にそれぞれの性格や価値観は違って当たり前だけど、だからこそ同じものに見入ってしまう時が心地いいのだと気付いた瞬間。

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地道に活動しているこどもアトリエ青。気が付いたら童謡リトミックバルーンアートの活動をされている方々とコラボしていました。

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風船で出来たステージで小さな子が少し頑張るのって楽しい!と感じてる顔をしました。

 

人も自分も誘導するのでなく、アートを通じて自然とハッとする。自分だけでは描けない景色。そこに立ち会える事が私の幸せだと思います。まだまだエピソードは続きますが、また次回。