今日は大津で２０１４年から開講して、足掛け５年目に入った「楽しく描く！水彩画・イラスト教室」の展示会搬入でした。アトリエ青 受講生作品展と題し、一旦１４名が各２点から３点を一緒に展示して談笑し、軽く講評もしました。期間中にはまだ２、３人は参加者が増えます。
皆さん一堂に会する機会はそうそうないので、なんか遠足みたいで楽しいなぁとつぶやく方もいたり、微笑ましい交流が出来て良い時間となりました。
これまでアマチュアとプロの垣根を超え混在した作品展を企画して来ましたが、今回は初めて私の作品は皆無、他のプロの作品も一切ないという内容にしました。これは絵を描く幸福に特化する事でしか届かないものもあるという確信の元に決めました。そこには上手い下手を超越した価値があります。プロは手練れの安定感や熟練から来る到達点を誇示する傾向がどうしてもありますが、それはある意味鬱陶しく、絵を描く行為を楽しむよりも絵を利用して力を鼓舞する危険が付き纏います。バランスが難しいのです。私自身その悪しき罠や講師である立場の優越性に陶酔してしまう事が多々あります。それはなかなか拭い去るのは困難ですから思い切って受講生全員を主役にしたのです。
ピアザ淡海で２０１９年５月１８日〜６月８日まで開催していますので、是非ご高覧頂き感想などを記して頂ければ幸いです。
