アトリエ青 Art Studio Blue

画家・アートディレクター 石田泰也の日々の活動風景をお届けしています

潜伏期間

3年前の絵を振り返ってみるとまるで別人が描いたかの如くテイストが変わっています。共通しているのは、クレヨン(オイルパステル)をあしらっていること。また洗いといい、着彩後に水で絵の具の層を抜き取ってフォルムを描写していること。そこに紙残しはほぼなく、白絵の具で発光しているライトを表現しています。2015年頃は、このアプローチで30枚くらいを描いた記憶があります。

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今と共通しているのは下描きは一切せず、いきなりパッションを定着させるライヴ感覚。これはこの頃から譲れないものになっていたようです。

道路工事現場でも絵にすれば魅力が出る。

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セルビア渡航前の日本で画題を模索していたので、誰も絵に描かないモチーフを敢えて選んでいた時期でもありますが、海外個展ではそれが新鮮だったみたいで、工事現場以外は売れました。😅

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この世界観はイラストレーターのシド・ミードブレードランナーのプロダクトデザインナーで有名)に感化された青年期が中年期になって表出しています。どことなく近未来感やSF映画のワンシーンに出てきそうなのは、そのせいです。

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経験や観たものは必ず役立つのですが、潜伏期間が何十年というのが普通です。だから急くのは良くないですね!  受講生の方も経験や感銘が何年も潜伏期間して覚醒した方が本物かもしれませんよ。

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このテイストは、一過性のものだと思っていますが、そう決めつけないでさり気に使うのもいいなと思います。