アトリエ青 Art Studio Blue

画家・アートディレクター 石田泰也の日々の活動風景をお届けしています

いい絵と悪い絵

今日の教室で作画テクニックの稚拙さを気にすると、どんどん気持ちが乗らなくなる。それが問題であって、稚拙さ自体は問題ではないという話をしました。いやいや描くのでなく、虚栄心を満たすのでなく、描ける事の歓びと嬉しさが出たら万々歳です。

この絵は、受講生さんと歓談しながら描いたので、その時間が定着しました。

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問題は次の絵です。これは今年閉鎖されたベオグラードの中央駅ですが、画家でしか描けないものにしようとした途端、どんどん悪くなって行きました。致命的なのは画面真ん中の入り口あたりを無機的な直線で描いた事です。これにより全体の足を引っ張ってしまっています。

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稚拙を回避しようとする気持ちがみえみえです。今年一番の下らない絵を描いてしまいました。

まあ、このように私も100枚に一枚しか抜けた絵を描くことが出来ない程、絵の道は困難なのです。でも、楽しんでいますし、これが次に繋がるので勉強したと思ったら何の問題もありません。

受講生の方も愚痴を言うに早くなるより、一皮むける瞬間を心待ちに大失敗を楽しんで下さい。