アトリエ青 Art Studio Blue

画家・アートディレクター 石田泰也の日々の活動風景をお届けしています

自然光と人工の光

際どい絵を描きました。モチーフは下手をするとインテリア雑誌のスチール写真に見えるカフェ。何が際どいのかというと何も焦点がないという点です。正面のミラーに映り込んだ照明、スマホをいじる何の変哲もない人物、外光が入る窓辺。

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それなりに主題になる対象物があるのですが、その何処にも焦点を絞っていません。良い悪いではなく、恐らくこの様な際どさは、初めて体験しました。無関心というのでなく、この室内全体に対して一律一定の距離感を持っているせいかと思います。

じっと見ていると自然光と照明による人工の光が共存しているのが、好ましいですね。他は気持ちを入れ込んで描写するのでなく、その様に描写する意識を取り去った痕跡のみで出来上がった様な作品です。