台風で出掛ける気にならない今日も2枚をサーっと描きました。
黄金色の垣根 18x32cm
思いつきで紅葉した葉っぱと木の実をコラージュしたら、独特の作品になりました。
あっ、これも絵ですよ。
ところで、私は透明水彩に関わらず、35年以上も徹底して黒を混色しない主義を貫いてきました。
大きな理由は彩度・明度共に濁って色彩が台無しになるからです。
色彩は、色相(色味)・彩度(鮮やかさ、原色が一番高い)・明度(明るさ)の3つの要素で成り立っています。
黒は色相なし・彩度0・明度0であり、もはや色彩ではないのです。
しかし、使い方次第で色彩を際立たせるという意味で上手く取り入れる面白さにはまりました。
ベネチアの黄昏 17x28cm
ゴンドラには大量の黒を使っています。
それにより夕闇の空に流したオレンジや紫が際立ちます。
ステンドグラスのフレームの様な効果が得られるという訳です。
黒は安易に影だからとか、暗いからなどの理由で使われない事をお勧めします。