アトリエ青 Atelier Blue

星つりじいさんの日々の暮らしをお届けしています

窓が出来た

ネットで入手した素敵な窓辺のモチーフを原寸に近いイメージで描きました。海のきらめきを紙残しで表してますが、大抵の水彩画テキスト本やYouTubeの先生方の動画では、波や遠景をもっと細かく刻みますね。それは器用に見えるので避けようと思いました。露骨な筆跡の大きめのピッチが写真にみえないし、楽しいです。

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窓辺のフルーツ盛りや畳んだナプキン、瓶詰めのジャムやドリンクが逆光で暗くなり過ぎないように配慮して美味しそうに見える様にしました。

勤務先の自立援助ホームでぱっぱと描きましたが、ビッグサイズです。私が大体身長180cmでがっしり体型ですので、額装したら日本の家屋では飾り難いくらいのデカさですね!

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その代わり、頑張ってこの絵を壁に掛ければ見晴らしのいいベネチアの海が毎日眺められるのです。

珍しく習作を描いた

今日の教室も絵を生き甲斐にしたいという受講生がぶっ通しで4時間頑張りました。私の母親より歳上の方ですので頭が下がります。レクチャーも真剣に聴いて下さり、新しい引き出しを作っていく喜びに満面の笑顔で楽しいですと仰ったのが印象的でした。

例によってレクチャーしたら間髪入れず自分の習作を描きました。窓辺で物想いに耽る少女。久々にこれは描きたいと思う人物写真と出逢いました!  本画はもっと透明感を出して行かねばと、大きな課題を自分に課せました。普段は習作→本画といった手順を踏まずに、いきなりぶっつけで描くタイプですが、何故かこの少女については、悩ましてもらえそうな気がしています。

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続いて、絵の具なしで描くドローイングの面白さもお伝えしたいと思い、ぱっぱと描きました。線そのものがもつ悦楽を存分に使い放題使ってみました。私はこういったフォルムが楽しい建築や風景を好みますが、具象的なモチーフであっても線が具象表現の犠牲(説明的描写)にならずに、自由気ままに動いている風に描くことがドローイングの一番の魅力かと思います。

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このモチーフは、いづれ透明水彩でも描きたいと思います。