アトリエ青 Atelier Blue

星つりじいさんの日々の暮らしをお届けしています

ご依頼品が描けない

 

猫を題材に15センチ、スクエアサイズを描いてとのご依頼を受けてから、早8ヶ月が経ちました。今日はやっと風景に馴染ませることで何とか上げました。 実際にこのカフェに猫はいませんが、場面として発想したのでちょこんと置いてみました。

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以前にも同じく飼い猫のご依頼を受けたのですが、荷が重くて気が乗りませんでした。その内にキャンセルになって、逆にホッとしたという経験があります。

依頼を受けた時はいつも有り難く感謝するのですが、どうしてこうも描けないのか自分でも不思議です。一つの原因として、クライアントの猫愛に寄り添うのが難しい。これは、はっきりしています。

だから、その時はその猫と暮らさないと描けないと思ってしまいました。私が猫への愛情を持てた瞬間に描ける気がしたからです。しかし、原因はそれだけではない気がします。

現在もう一点、猫と飼い主の絵のご依頼があり、これも受注後半年は経っております(>_<)  

発想が降りてくるまで待って下さっている事に感謝しております〜

不機嫌な水彩画

 

先の投稿でJAZZの様に描いた後、気掛かりな情報を耳にした為に、落ち着かない気分で描いてしまいました。気掛かりな情報が何かは言えませんが、それにより感情が波打ってしまい、絵に現れる弱さが悔しいです。

昔はよく描いた花がポコポコ咲く景観。花と葉の合間に白が散りばめられた方が俄然軽快になります。

f:id:IshidayasunariART:20180110225621j:image※画像加工済

 

この絵は石積みの中世の城郭が発光したようにする為に、空をスモーキーなカラーにしました。

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夕陽を逆光で描く際に、滲みを活用しました。いわゆる透明水彩の教本に書かれた通りの技法です。水面は実は煌めきを感じさせる為に、紙残しをしています。

f:id:IshidayasunariART:20180110225628j:image※画像加工済

手前の影に対しての配色に迷いが出たので画面が調和していない点、それと遠景の吊り橋のワイヤーの角度と手前にある舟屋の屋根の勾配が似た事が気になります。

邪念があると調子が落ちてそういう事に対する反射神経も鈍るのですね〜、まだまだ修行が足りません!