アトリエ青 Atelier Blue

星つりじいさんの日々の暮らしをお届けしています

アンナさんのワークショップ

前回に続いてアンナ・シジックさんの水彩ワークショップの様子です。Kacarevo(カカレボ)という村で開催されました。


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Kacarevoは首都ベオグラードから北に行ったところにあります。

 


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右はモチーフとなった画家ズラティボールの「ゴスティリェの滝」という作品です。この写真は原画を知らなくても黒っぽい印刷になっている事がわかります。


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滝というより渓流ですが、セルビアは全体的に丘陵地ではあっても高い山が殆どありません。なので、これでも滝と呼ぶんでしょう。

そして、このリアリズム的な描写は、通常であれば、マスキング、滲ませながら着彩、マスキングを取り除いた箇所に滲みを入れながら着彩といった手順になります。この工程を段階的に数日掛けて描くのが適しています。

が、そういう模写ではなく、絵を見て白絵の具は使わない様にしようという感じでラフにワークショップをされた様です。

 


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北欧や、ロシアなどではこの様に同じ写真モチーフを見ながら、講師である画家が白紙から徐々に完成するまでをレクチャーするワークショップが多く見受けられます。

それに影響されたワークショップだと思いますが、アンナさん自身はレクチャーせず、口頭で説明しただけに止まっています。だから、こうなるのは当然ですね😊

記念写真に一人だけオウムを描いている若い女性(これでも、きっと小学生)がいますが、私も描きたいものを描く方が良いと思います。