星つりじいさんとしてスタッフをしている大津オルタナティブスクール トライアンフ。今日は真剣な絵画教室になりました。
こちらから一切強要する事なく、絵を描くのが好きで来ているところが最高です。
写真がない時代に残されたロココ調の馬車の資料的な絵。それを装飾を含めた細部まで描(えが)きたいとの事で、下絵を見せてもらいました。
元の絵は立体感や量感を出す為に、遠近法を部分によって最適になる様に操っているので、相当難しい事に気付きました。でも、一緒に紐解いていく事で、徐々に描写の仕方がわかって来ました。
中でも驚いた発見は、車輪が円ではなく、少し横に広い楕円形だと言う事! 縦長は遠近法的にいくらでもあります。しかし、横長は鳥瞰・俯瞰、または下から見上げないと有り得ないのですが。。。
私自身、こんな技があるとは!と、いい勉強になりました。
一方で、飛び出すエッフェル塔を切り出した作品は背景を着彩。透明水彩ならではの雲をレクチャーしたら、一回で加減を上手く表現しました。
簡単そうでいて、この様に複数の雲を直ぐに描く人はいません。
地平線がどの辺りに存在するかの見当の付け方や、地上の木立に赤を塗ってからビリジャン(緑)、黄緑を置くと何故良いのか? を理屈で伝えると、全部吸収してサラサラ描く。
次回はエッフェル塔の着彩です。絵を描くのが好きな2人のお蔭で、私も水を得た魚の様にモチベーションが上がり、心底指導を楽しませてもらえました。ありがとう😊
今日の2人から伝わって来るのは、「自分のベストを尽くして、精一杯描きたい。」という気持ちでした。
一人より複数人いる方が切磋琢磨出来るので学ぶにはいい時間となりますね。