今日は大津オルタナティブスクール トライアンフの活動で、同じく滋賀県でフリースクールを運営されているスキニシー学校を訪問させて頂きました。昨日の冷たい雨もあがり天気は一転、暑いほどの陽気で、絶好の野外活動日和となりました。
赤い木の実が鈴なりですが「小鳥が食べに来る頃までは酸っぱいですよ!」との事。動物から知らせが届くのって良いなぁ〜と、しみじみ思う。
それにここには山羊が5頭もいて、お婆さん山羊とお母さん山羊、お父さん山羊、その子供山羊が2頭。全部家族だそうです。
もう絵本の構想が膨らむ様な世界観でした!
生ごみや排泄物と枯れ木、藁などで堆肥を作って、それで畑を肥沃な土にして、色んないもがたっぷり育っているとの事で、親子でいも掘り大会!
出るは出るはで、長さが30センチ以上もあるのも採れてびっくり。
畑の元気なミミズやナメクジ、小さい虫があわてて逃げていましたが、これは無農薬ならではの証拠。本当に天然100パーです。
焚き火を起こして焼く事に。でも、掘りたてより一週間は寝かした方が美味しいと仰いました。
この東屋はここに通う子供たちを大工さんがサポートして地下50センチの基礎の穴掘りから、セメント作り、そして屋根のスレートの打ち込み作業までを子供達でしたのだそうです。そのお蔭で雨の日でも火を焚べる様になったとの事。
焚き火の後や、大きな鉄釜があって、さぞ美味しい煮物など出来たんだろうなぁと想像してしまい、ひとりでに生唾が出て来たのでした😆
この学校というよりは、自然の家はスキニシーと名付けられていますが、それは代表の方が子供たちの「好きにしーな。」という口癖から子供が「好きにし」を引用して「スキニシー」と命名したとのこと。
この名の通り、そういった雰囲気で好きなように戯れているのが印象的でした。私が子供の頃には近所の幼なじみ同士で色んな年齢の子達のコミュニティが自然に出来ていました。それに舗装していない土の道には水たまり。
その雨水を触ってバケツに入れたり、びちゃびちゃ、ねとねと、ザラザラなど触覚で遊んでいた記憶が鮮明にあります。それがとても情緒を安定させていた様にも思えます。
ここには日本のそんな失われかけた子供の時間が存在している。強くそう感じました。
焚き火では、予め用意して頂いていた寝かしたいもを沢山焼く事、45分。
2015年の個展で発表し、小説家 白石一文さんにご購入頂いた「焼きイモができるまで」を地で行く日がやって来るとは!?
至れり尽くせりの心配りをして頂き、私たちトライアンフの参加者はお弁当の後なのに完食したのでした。
普段はスマホをいじっている時間が多い子たちも、ここでは、ドラム缶乗りに木登り、山羊に餌やりと、遊び放題でした。動物が結構好きな私がいちばん山羊と遊んでいたかと思います😅
竹藪を切り拓いて出来た粘土質の地層には子供が彫って出来た洞穴があって、その土で造形して素焼きしたものがありました。
タケノコもたくさん採れるそうで、また「その頃を狙ってお邪魔して、タケノコ汁でも食べられると良いなぁ〜。」とまたもや生唾が出る始末😆
掘ったいもは全部スタッフにも分けて頂いて、お土産に。申し訳ないやら、有り難いやら。一週間寝かせて、ポテトグラタンと天ぷら、そのままオーブンで焼きいももしようかなと、食べる事ばかり考えています。
そんな訳でフリースクールの具体的なヒントや、勉強になる事を前に前に進める方の大らかな精神力と体力に圧倒されながらも、安らぎを覚える善き日となったのでした。
山羊さんまたね、絵本に描かせてね❣️