私は先日申し上げたように、画家を廃業して星つりじいさんになりました。なので、ネットで販売されている石田泰也作の絵は全て不法取引に該当しますので、買わない様にして下さい。
ところで、星つりじいさんの仕事は子供👧🧒👶と遊ぶ事なんですが、趣味は絵を描く事です。
という訳で画家時代に何度も描いていたベオグラードの下町の風情を、今度は星つりじいさんが趣味で描いたのでアップします。
この絵の空は水、紫(ミネラルバイオレット)、緑(ビリジャン)と今までとはまた違うアプローチです。
これは画面奥の白っぽいビルの影に薄いブルーを使用したかったので、そうしたのかも。結果論ですが、そう分析できます。
それとこのモチーフでは、初めて鉛筆で下描きをしてから、薄く消して着彩しました。全体的な遠近感は現実に即して見えますが、所々で微妙に遊んでいます。
ベオグラードは基本的に街中には駐車場というのもがほぼないので、路肩には列をなして車が駐車されています。風景画としては、厄介な存在なのですが、微妙に個性を出すことで味が出ます。
そして影は彩度だけ落として明度を上げる(うすく塗る)事に徹しました。こういった処理によって、いちばん退屈な車道が絵としての魅力に化けます。
その辺りはだいぶん楽しんで描きました。
星つりじいさんの趣味の作品はもう何点か、今月中に描きます。それらは国際水彩画交流展にて、セルビアの風景を紹介するコーナーで原画を展示しますので、是非ご対面下さい。