アトリエ青 Atelier Blue

星つりじいさんの日々の暮らしをお届けしています

出張カフェ

大津オルタナティブスクール・トライアンフでは、第1・3金曜日に出張カフェ、アンビシャスを出店しています。今日は私も初のカフェ・スタッフ デビューと相成りました。でも主役はスクールに通う小学生児童です。私は総合雑用係としてサポートに徹する事が求められます。荷物運び、出展準備、カフェ見習いなどをしました。

児童たちは心配する事もなくチャキチャキ手順よく身体を動かし、私はただ見とれるだけでした。


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午前中に一緒に作ったビーズを使ったハンドメイド・ブレスレットもグッズ販売コーナーに。並んでる中に私作も2個あるのですが、絵を描くより難しく、どうしてもリードが結べない有り様😂

そこはやってもらって何とかなりましたが、イカリングより小さくなってしまいました。

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今日から新メニューに加わったココアのポスターは、事前に水彩画ワークショップでみんなで作ったのですが、5人それぞれが描いたカップを貼って、ホッコリ感満載です❣️ これはなかなか良いコラボ作品ですね。

カフェの売りは浅煎りと、深煎りの2種類を用意したこだわりのコーヒー豆を、お客様のお好みでご注文を受けてからミルで挽いてドリップ。

その手際も手慣れたもので、1時間程の間に10杯は売れました。常連のリピーターさんもいて、それがまた半分くらいは私の知り合いというのも次第に判明しました。本当に世間は狭いのです。


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それもその筈、店を出している場所がアトリエ青水彩画・イラスト教室とこどもアトリエ青Sundayを開講している大津市市民活動センターの交流スペースだからです。更にこの明日都浜大津ビルの5階には大津市社会福祉協議会が入っています。

そこには長年お世話になっているYさんを始め、大津市ファミリーサポートセンターのスタッフの方々、こどもアトリエ青Sundayに通ってくれている子供のお父さんの職場でもあります。

あっちこっちに注文聞きで子供と一緒に「コーヒー如何ですか?」と尋ねたら「石田さん、何やってるの?何でもやるなぁ。。。」という顔で迎えて頂きました。とりあえず今日は画家でも絵の先生でもないカフェ引率として顔出しましたので、「ご注文ありがとうございました。」と児童と声を合わせてお礼を言いました。

カフェ開店時間には、以前スタッフだったIさんがボランティアで駆けつけてサポートして下さったりと助かりました。小学生が一生懸命ココアとコーヒーを作っている姿を見て「かわいい」と思わず呟く女性のお客様の笑顔も印象的でした。

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このカフェの存在は以前から知っていましたが、コンセプトをなんとなく理解しながらも距離を置いてみてしまっていました。

自分が内輪になる事で見える景色が変わるというのは、正しく今日の様な経験を言うのでしょう。学校にいなくて出前カフェをやっている。それは特別ではなく、多様性の中の選択肢のひとつだという心象でした。普通に精一杯丁寧に作業する子たちは輝いていました。

「コーヒー如何ですか?」と各部署を巡回する度胸。物おじしないその目を見て、私が小学生の時には対人恐怖症で、とても出来なかったなと感心すると同時に、何故か私の方が勇気をもらえたのでした。

今日も子供から色々学ばせて頂き、ありがたき時間を過ごさせて頂きました。