アトリエ青 Atelier Blue

星つりじいさんの日々の暮らしをお届けしています

思いやり

私自身は臨床心理士でもないし、精神科医でもありません。また社会福祉士ソーシャルワーカー精神保健福祉士等、資格を持ったプロでもありません。また民生委員でもありません。

でもそういう方々と関わる機会が大変多い環境・職場での実働経験をある程度踏んで来ました。そこで知ったのは、皆が同じような思いやりを持っている訳ではないという事と、プロだという事と愛情深さは必ずしも比例しないという事です。

そんな色んな方々と接して、時にとてつもなく懐が深い思いやりに触れて助けられた経験が、子供との対人関係に大きな恩恵を与えてもらえました。

近年の私のアートとそういった思いやりを得た経験は相互に作用していると強く感じます。そこで、私の信頼する人や仲間から学んだ大いなる助言の話をします。


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思いやり(または,仲間をいたわる気持ち)を示すために,家族や仲間たちがどんな問題にぶつかっているかをよく知るようにしましょう。何かで悩んでいる人,十代の若者,病気の人,高齢の人,家族を亡くした人に関心を向け,様子を尋ねることができます。

自分の気持ちを話してくれる時には,よく耳を傾けましょう。「分かってもらえた」と相手が感じられるようにすることが大切です。どんなことであれ,自分にできることを申し出ましょう。そのようにするなら,本当の親切を実践していることになります。

他の人を助ける時には,相手に合わせることが必要です。難しい状況に置かれた時の反応は,人によって異なるからです。自分の状況についてためらわずに話す人もいれば,あまり話したがらない人もいます。

ですから,関心を払いながらも,あまり立ち入った質問をしないようにしましょう。話を聞いていて,相手の見方に同意できないことがあるかもしれません。でも,その人はそう感じているのです。聞くことに速く,語ることに遅くあるようにしましょう。

それとは逆の語ることに速いというのは、例えば、過去の自分を例に出して、私はこういう風に対処した。だからあなたもその様に対処してみてはどうか?とすぐに提案をしてしまうことを指します。

そうすれば自分が役に立ったと感じて気分が良いですが、案外相手はピント外れの提案をもらったと思い、「そうですね。ありがとうございます。」と言ったきり、口を閉ざしてしまいます。そこで語るのが無駄だと感じさせては台無しです。何故ならよく似ていても違う場合が殆どだからです。全く同じという事はあり得ません。

それよりもただただ、相手の話に耳を傾けることに注力し、黙って聞いてあげるだけで、自ら何かの解決策に気付く場合が多くあります。とても個人で抱え切れない問題だとお互いに思えば、専門の相談機関(福祉の専門家や医療機関)を紹介するにとどめ、聞いた自分が抱えない事も大事です。

時間を掛けて話を聞いてあげただけでも、充分に役に立ったと思っておくことが賢明です。

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「よく話してくれたね。ありがとう。」と最後に伝えるだけでも、相手は話してとても楽になったと思ってくれます。これを上辺でやっても何も伝わりませんが、そこに本質的な愛情と相手を思う気持ちがあれば、それは思いやりとして届きます。

以上は、お世話になった方から吸収した学びであり、私がそうやって救われた事で身に付きました。