アトリエ青 Atelier Blue

星つりじいさんの日々の暮らしをお届けしています

星つりじいさん動画版

 今月は原画制作追い込みからの展示会開催、「星つりじいさん」稽古などと併行して、大人対象で開講している「画家石田泰也の透明水彩一日体」(大津)と、京都新聞文化センター「世界の風景を描く」一日体験会で計3回をようやく終えました。

京都は有り難い事に17名ものお申し込みがあったので3回に分けたのです。精一杯講師を務めさせては頂いたのですが、元から殆どの方が「一日体験」だけで済ませるつもりで来られるのが現実。ここが難しいところです。

最初から一回限りのワークショップであれば、それ相応のネタを提供できますが、中には本格的に透明水彩を習おうと思っておられる方が混ざっているとなると、そういうネタをやるのでは駄目なのです。何故かというと「こんな事をするのか。」と誤解をされるからです。

元来私の中では、本格的に透明水彩を習うために教室に行こう!という気持ちの方こそが「一日体験」の対象者なのです。私は絵を描くことで、その方の人生まで変わると考えています。そういう方を増やしたい。

「そんなに気負わずに気楽に2時間楽しませれば良い。」と言われても、「ワークショップ」でなく「一日体験」の場合は主旨を変える気はありません。


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という訳で、自らしんどくなる方を選んでは疲弊するパターンが多い私ですが、「星つりじいさん」動画版作成に熱を入れる事で、自分の意欲を維持しています。動画版は当初、8月7日のステージショーの後に追々作るつもりでした。


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ところが、私を含む出演者・スタッフの誰か1人がコロナで待機などになった場合に、ステージショーが一旦中止、延期になってしまいそうな気配が色濃くなって来ました。これに備えて、関係者で討議の結果、動画版を予め作り、有事の場合はそれと差し替える事になったのです。

 

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ステージショーは生のライブですから、一回性という概念が一番大事になります。同じ話と絵をベースにしても、音響や歌、マジックなどはその日その時唯一のものです。

一方の動画版は繰り返し反復する事が出来るので、ライヴとは意味が変わります。最大の違いは自身も鑑賞出来る事です。


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いちいち理屈っぽいと思われるかも知れませんが、こういった感覚を考え抜いて、動画だから出来ることをしないと、ライヴには叶わなくなります。だから写真のような合成画面を随所に入れたりして、演出を変えました。

動画版は、ほぼ出来上がったのですが、8月7日当日のライヴに向けての意気込み、一発勝負でどうなるかわからない要素をどう活かすかの課題は終わるまでずっと持ち越します。

石田泰也原画展はお飾りに過ぎず、作品はあくまで一回のステージショー・または動画版です。


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Fちゃんがどう感じてくれるのかが、とても気になります。


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《追記》無事にステージショーを開催して、それも含めた動画版を限定公開しています。宜しければご覧ください😊

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