アトリエ青 Atelier Blue

星つりじいさんの日々の暮らしをお届けしています

ADHDの長所

絵本「星つりじいさん」作画作業が残りあと5枚まで来ました。私のこれまでの悪い癖として自覚しているのは、ぎりぎりまで腰が重く作業を先送りした挙句、それを正当化して手抜きをしてしまう事です。やっつけ仕事をしてしまうのです。

苦手で億劫な作業であれば気が重くもなり、それも当然だと思います。でも、自分の本道でこれをした場合に陥る自己嫌悪には心底辟易してしまいます。

今回もまたそうなるのかもと覚悟してはいましたが、回避出来ました。それどころか、調子が上がって行くのです。

信頼出来る臨床心理士の方のお話しで「先送りするのはADHDの特徴であり、自分が怠けているとかサボっている訳ではない。自分の事を後回しにしているのであり、人の為にしたい事はむしろ早く行動に出る。だからそれで調和しているのだ。」という様な解説を聞いて、目が覚めたのです。

 

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そう言われるとこどもアトリエ青Sunday子供の託児ボランティア講師などについては、迅速な行動力を発揮します。今まで、私にとってそれが普通であって、特別な行動だという認識はなかったのです。

ところがこれらは人の為に自分を役立てる行為であり、ADHDの長所なのだと知ったのです。

なので今回のプロデュース企画もそれらの一環だという意識がいつしか芽生えたようで、それが上手く働いて順調に作業が進んだのでしょう。確かに子供に捧げる企画です。

なんと面白い! ちょっとした知識を得ることで、これほどの意識改革が可能になるのですね。正直自分でも驚いています。後の5枚もモチベーションあげあげで取り組めそうです。

 

★今日上げたイラストのこだわりは窓の高さを段違いにした事。床板の遠近感を逆にした事。それと、気付かれにくいですが、テーブルの右側の床と壁の境界線も段違いにして少し上げた点。椅子の奥の脚を伸ばして手前とある程度揃えてしまった事です。これらは全て遊びであり、必然性はありませんが、楽しくなる仕掛けです。

 

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