アトリエ青 Atelier Blue

画家・アートディレクター 石田泰也の日々の活動風景をお届けしています

帰省中のマテヤ君

歳下の青年で唯一、私のアートの本質を理解しているセルビア人、マイチ・マテヤ君。

彼は東大に留学していますが、春休みだという事で地元ベオグラードに帰省中です。彼がセルビア語に本訳した「平家物語」を中心に、日本の書籍をメインで扱うKokoro 心という出版社のティーチインの様子を見る事が出来ました。


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ご覧の様に家紋や戦国時代、平安時代などが今も日本の印象として語られる事が多く、マテヤ君がそれはあくまで、史実として語るべきであり、現代日本の姿ではない事を申し添える様に心掛けてくれています。

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しかし、本当にセルビアでは日本文化への関心度が高いのです。⛩鳥居や神社仏閣から日本庭園、武士、サムライ。

剣道を教えている日本の方が仰っていましたが、彼らの中には防具と戦国時代の甲冑の違いが分からずに。防具を紅く特注したり、面を兜にして金色の飾りを付ける方までおり、最悪なのはのは二刀流で構える輩。それは剣道でもなんでもないと説明しても聞かないし、困ったそうです。

それを聞いた時は、大笑いしましたが、浴衣と着物の違いなども大抵の西洋人は区別がつかない様に、西洋から見たらCOOL(格好いい)で括られる様です。

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マテヤ君が日本に興味を持ち始めたのは日本のユーチューバーの動画やアニメがきっかけだったそうで、その辺りは現代っ子らしいですね。

キッカケはともあれ、彼との付き合いも7年になります。気にせずとも自分の道を邁進する逞しい姿にいつも感心しています。有意義な帰省になっている様で何よりです。


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次の写真は私が5年前にセルビア滞在中のスナップです。ベオグラード大学一回生だったマテヤ君が映っています。


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シロカスターザ日本代表石田、会長ボシコ、写真担当ブランコ、翻訳マテヤが帰国前日にランチした時。右はシロカスターザ2017記念展で私が無茶苦茶な英語で挨拶して、マテヤ君がフォローしてくれた時です。

そして、極め付けは個展のオープニングレセプションで私が突然唄い出した為に、批評家のハイラ博士とマテヤ君が苦笑いしているスナップです。

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私だけ、自己陶酔して泣いてしまったのですが、どうも私が唄う度に泣くのはこの時の感情がリンクするからの様な気がします。つまり、温かい皆さんのサポートや縁に感謝して、時折寂しくなりながらも、何故か昨日の事の様に蘇るからでしょう。

マテヤ君はどんどん成長して益々忙しく活躍するでしょう。交流は一生なくならないでしょうが、この時のような同じ場所で時間を共有する機会があるかないかはわかりません。それを思うと、やっぱり嬉し泣き含めて感極まってしまうのです。

お互いに自分の人生を生ききって行ければと切に願います。

Kokoro 心 Facebookページ https://www.facebook.com/Kokoro-Srbija-462075243808687/?comment_id=Y29tbWVudDo0NTY4MzA4OTQzMTg1Mjc2XzQ1Njk1MzE0MTYzOTYzNjI%3D