アトリエ青 Atelier Blue

画家・アートディレクター 石田泰也の日々の活動風景をお届けしています

手は出さず、見守る

今日の託児ワークショップは、ファミリーサポートを通じてご依頼頂いている一番のリピーターFちゃんでした。いつも絵本の読み聞かせを何より楽しみにしているFちゃんなのですが、今日はなんとお絵かき希望との事。普段、こどもアトリエ青Sundayのワークショップも毎回来てくれますが、そこでは主にポスターカラーを使用しています。

でも折角なので私自身が作画に使う透明水彩絵の具を使用する事にしました。発色が繊細なのでそれを感じる頃ではと思ったからです。


f:id:IshidayasunariART:20220313180706j:image

f:id:IshidayasunariART:20220313180703j:image

これまで赤系に塗りたくる傾向が強かったFちゃん、今日最初に取ったのは黄緑、そしてビリジャン(緑)、青、紫と、バリエーションが一気に拡がりました。

カエル、ロバ、蝶、象、ワニ、トンボ、猫バス。リクエストに応じて、私が形をちぎってFちゃんが着彩。

ロバなら紫を塗ってから、オレンジを置いて独自の茶系に。ネズミ色だという象も、黒も白も要りません。薄くオレンジを置いてから、薄く青を置いたら出来ると、大人の水彩画教室と同じに教えたら、キチンと実践してくれました。


f:id:IshidayasunariART:20220313214456j:image

f:id:IshidayasunariART:20220313214459j:image

f:id:IshidayasunariART:20220313214453j:image

お母さんの認可を得た上で、顔出し記念写真と、休憩で和菓子と抹茶セットを頂く私もついでにアップ。🍵 託児でしか味わえない時間を共有させて頂きました。

 

さて、後半は公園にゴー。いつも閑散としているのに、珍しく沢山の子供がわいわい言って遊んでいました。子供が沢山遊んでいる光景は豊かで和みますね。初対面なのに面倒見の良いお兄ちゃんM君と出会い、意気投合。すっかり仲良くなって、Fちゃんをサポートしてくれました。

f:id:IshidayasunariART:20220313180819j:image

ブランコを押すのもいつもは私の役目ですが、手出し無用となりました。折角、子供同士で交流しているのに、ここで大人の出る幕はありません。


f:id:IshidayasunariART:20220313180836j:image

f:id:IshidayasunariART:20220313180840j:image

子供が小さい子を優しくサポートする。なんていい場面でしょう。M君に誘われるまま、今度は砂利で「お山をつくろう」と手を繋いで走って行きました。私は危険性がないか遠巻きに観察して、見守りに徹しました。

青少年の自立援助ホームの支援員をしていた時も、こっち側(大人・職員)のお節介を口に出したり、先に手(干渉)を出してはいけない。目を離すな、手を出すな。しかし、決して無関心ではいけない。そう学びました。これは思春期から青年期の自立を秘めた未成年、反抗期、問題児、だけではなく、距離感は違えど子供の世界全般に応用出来ます。小さな子程、大人が手や口を出す必要はありますが、それをM君がやってくれている事で状況は一変しました。


f:id:IshidayasunariART:20220313180934j:image

f:id:IshidayasunariART:20220313180930j:image

Fちゃんにとっては私が手伝うより、M君の世話になる方がきっと何倍も嬉しいはず。ただの砂利を5人がかりで集めると一気に富士山が出来ました。M君とFちゃんが「今度また会えるかな?」などと話しているのを聞いて微笑ましく思いました。

今日も子供の世界に触れて、私がすっかり忘れている色んな感情を取り戻させてもらいました。ありがとう。