アトリエ青 Atelier Blue

画家・アートディレクター 石田泰也の日々の活動風景をお届けしています

「活用」と「利用」

来年から始めるこどもアトリエ青Sundayでは、私が講師をする「わくわくアート」とホリ先生の「親子ストレッチヨガ」「童謡リトミック」「ママ・パパの子育て講座」のサポートを同等の仕事としてやり甲斐を持って臨みたいと思っています。単的に言うと講師と助手がお互いを尊重し、講座毎にコロコロ入れ替わる訳です。会社や組織の上下関係の弊害をここでは解消したいという思いがあります。つまり、イエスマンはいません。

去年から活動しているファミリーサポートセンターの会員になった事をきっかけに、無料講習を受けて、より適切な対応力のスキルアップに努めています。毎回この講習会では男性は私のみ、周りの中で相当浮いています。

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しかし、それは今に始まった事ではなく、画家になって以降、ずっと我が道を行くので、それ(浮く)が寧ろ自然な状態と化している気がします。

先日の講習会では参加者同士のグループワークなどがあり、その一つに「実現不可能でも妄想でも良いので、自分がやりたい事をお互いに提案するという」お題がありました。ボランティアの為に自己犠牲を払うのではなく、双方が幸福になる事の大切さを説かれたので、その一環でしょう。そこで私は子供と一緒にワークショップで時間を共有出来る機会を海外でも増やしたい、以前苦労して開催したセルビアと日本の子供の交流展などは、もう必要ではないと話しました。

それに対し他の方々のご意見は「諦めないで子供の交流展などを実現した方が良いですよ、頑張って下さい!」とエールを頂き、有り難く感謝しました。しかし、どうも合点が行きません。私は諦めて展示会をしないと言ったのではないからです。講習会終了後も一人でこの件をずっと反芻していて気付きました。

一般社会の価値観は、人生において想いを可視化した形、展示会や美術館の様な箱物で何かを実現しない限り、第三者に感じてもらえない、参加した子供もそれでこそ達成感が得られるという事を私に伝えようとして下さっていたのだろうと理解しました。

でも、その固定観念は行政や公共事業的な思考に思えます。私は例えばこどもアトリエ青Sundayをはじめとする各種ワークショップでの子供との関わりの時間により、自然にその子なりに何か開眼したり、少し生き易くなったり、またリアルタイムでは特に何も感じたり自覚がなかったとしても、数年後やその子が大人になって以降に、何か芽が吹く可能性を秘めて生きて行く契機になれば役目を終えれば良い。子供たちの個人差を尊重し、その成果を我々が見届けたり、立ち会いこちらの手柄にする必要はないと悟ったのです。


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決して意固地になって作品展をしないという訳ではなく、楽しみとしてこじんまりとこどもアトリエ青Sundayに来てくれる子供達と私の作品を一緒に展示したり、色んな特別イベントをしてみたいとは思います。それはお楽しみ会、おまけであって、優先順位は全く逆なのです。こどもアトリエ青はアートを活用し、子供を利用しない。ここについては徹底したいと思います。活用と利用は意味合いが重なるところがありますが、大きく違うところもあります。以下。

「活用」と「利用」は、「あるものをうまく使う」という意味合いにおいては違いはありません。ただ、「利用」は「本来の目的以外のことに使う」「方便として使う」という意味合いを含むのに対し、「活用」は「そのもの本来の機能などをうまく生かす」という意味合いしかない点で、使い分けできるようになっています。(社会人の教科書サイトより抜粋)

私は子供を利用して国際絵画展をするのであれば、しない方が正しいと考えていると言えば、分かりやすいかと思います。随分と自分も人に利用されて来ました。でも、そこを通過して今の交友関係は活用のみの人間関係で成立しています。こんなに幸福な事はありません。この感覚をもってして更に子供を活用出来る術が見つかれば、それは道として開拓していきたいです。それにはまだまだ勉強と修行が足りません。ただ私の描く絵について子供を活用させて頂いている事だけは間違いないのです。


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そこから先は全く未知数です。でも講習会の日に素晴らしいご縁がありまして、こどもアトリエ青Sundayにもう一人講師が増える事になりました。これについては近日正式に発表させて頂きます❗️